OMG会長:ソリー氏を迎えて
OMG会長:ソリーさんを迎えて6月13日講演会が開かれた。BPM協会が主催し、OMG・経営情報学会・KIUが後援という形で30数名の方が参加された。ご存知のようにOMGは、CORBA・UML等の標準策定機関として1989年に設立され、昨年夏にはBPMIを統合してOMGの下部組織とした。BPMIは、業務プロセス(BP)をモデル化する書式標準であるBPMNを推進しているBPM関連の標準組織である。
モデル化の標準UMLを推進してきたOMGが何故、BPMIをしたのか?とか、BPMに対してどんな考えを持っているのか?とか、色々興味は尽きない。ソリーさんの講演後、私達数人が代表して質問する(パネルディスカッション)時間も用意された。
ソリーさんの講演・質問会の中から興味深かかった点幾つか。①標準化の大切さ ②システム開発に費やす経費は10%くらいで変更・管理の方が大きくなる(LifeCycle Managementの言葉は使わなかったが) ③BPMNは、ユーザの観点で業務をモデル化する為のもの、一方UMLは技術者のツール ④モデラーを使うのはSIerより、現場ユーザ側の人 ⑤OMGとして、BPLE等IT技術側の標準も進めるが、BPMに関連し会社組織の成長等へも展開する。
講演会終了後、簡単な懇親会。殆どの方が参加され、また久しぶりにお元気な村井さん(日本COMPAQ初代社長・現日本OMG等の世話役)、又他の協会の方々にお会いし楽しいひと時でした。又、ソリーさんとの雑談の中で、小生の「OMD会長としてUML信奉者かと思ってましたが、今日のお話ではBPMNのエバンジェリストでも有りますね?」に対し、少しテレながら「ITの変化は早いし、変わらないと退屈(Bore)だからね」との返事。印象的でした。