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期待されている業務コンサルタントの活躍

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最近業務コンサルの方からのコンタクトが多い。ユーザ企業/情シス---SI企業---製品ベンダという従来からの流れに加え、ユーザ企業---コンサル---製品ベンダという流れが出てきたという事であろう。業務プロセス(BP:BusinessProcess)の議論とITシステム化がこれからの趨勢であれば当然の事なのであろうが、現実として感じられる事実は大きい。

IT産業界でのコンサルタント業は、従来から規模においても内容においても多岐に渡り、その評価も色々であった様に感じる。それぞれに確立された手法をベースにコンサルを展開してはいても、コンサル成果は属人的であり、ITシステムの構築段階では全く別人格のSI企業がそれに当たる。その結果は?であろうから、評価が色々有ったとしても仕方の無いことと言えるであろう。

そんなIT産業界にあって、BPMSはITツールとして①ModelerでBPを可視化し、属人部分を共有化し、②プログラムの自動作成によりコンサルとSI企業との溝を埋める事を可能とした。これで、今までの幾つかの大きな問題点は、払拭されるといっても良いであろう。そして、同時に見えてきたのが業務コンサルタントの重要性である。この業務コンサルとは、①BPM的システム構築手法をマスターし、②業務に精通し、③ITシステムの全体枠を把握しているという事が、必要条件として先ず挙げられる(米国ではBPA:Business Process Analystという言葉があるので、安易ながら使わせてもらう)。いずれにしても、ユーザと業務の問題点を大人の議論ができるBPA(業務コンサル)が求められている。

少し話題を飛躍させると、IT産業界でBPAが確立して、ユーザ企業---BPA---SI企業という連携ができて、初めてIT産業界も産業としての価値連鎖(value chain)をユーザ企業に提供できるのではないだろうか。ユーザがはっきりしていない、コンサルがいい加減、SI企業がちゃんとプロジェクト運営していない、製品が全く動かない等々、内輪喧嘩ばかりのIT産業では・・・・、次のレベルにIT産業をUpさせないと・・・・、それができる時代が来つつある兆しを感じます。  少し議論の的が大きくなりすぎました。

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