「BPMて何?」の前に---何か変だよ今のシステム開発
「Hello! BPM」なんてBlog名でスタートしましたが、「BPMて何?」とうい方が大部分でしょう。時にBPMを、「何かで見たことは有る」、「Webで調べた」、「セミナーで聞いた」 皆さん方の印象も、「何んだか良くわからない?」ではないでしょうか。私も時々BPMの説明をしたり、定義を書く必要に迫られますが実のところ頭を悩ませます。
そこで、「BPMて何?」を議論する前に、今のシステム開発への苦言・提言・Ojbectionを少し考えて見たいと思います。それがきっとBPMが必要になって来た理由でしょうし、その理由が解れば、解りづらかったBPMへの理解も深まるのではと思ってます。
そこで、「何か変だよ今のシステム開発」と題して幾つか思いつくまま。
①ユーザ要求がシステム開発者に理解されない 以前から言われて来たことですがその度合いが確実に大きくなってきています。その結果、赤字プロジェクトの急増です。開発の対象業務が基幹業務から現場の実業務になり、実業務を知っているのは現場の実務者ということでしょう。システム開発者はITのプロでも個々の業務、特に変化の激しい実業務には着いていけません。
②開発期間が長すぎる 実業務のシステム化に半年も一年も掛けられません。2、3ヶ月で完成して、すぐサービス開始にしたいのです。ITシステムが顧客へのサービスそのものですから、競合他社との戦いは熾烈です。
③すぐ変更したい 完成し実業務で活用しだすと、現場から改善要求が出てきます。その変更に時間も経費もかかりすぎなのです。今までは変更する必要の無いのが良いソフトでしたが、こらからは変更・改善のし易いソフト作りが仕組みとして必要となります。ビジネス変化に対応できるシステムと言うことでしょう。
④既存システムとの連携が大変 既存のシステム、他の事業所のシステムとの連携は企業のグローバル化とともに必須です。
⑤経営者は、今の状況を知りたい システムの報告書は膨大なものです。経営者は各システムのばらばらで膨大な結果データを見せられて閉口しています。問題解決には業務の過程のデータが見たいのです。
従来からのシステム開発は、業務変更の少ない基幹業務などの従来のシステム開発では、そんなに大きな問題をひきおこしませんでした。ところがWebベースの実業務システムでは上記のような多くの問題に遭遇です。そこで、これらを解決する為の製品と新しい開発手法が必要になります。その中心的役割を果たす製品がBPM製品です。
それでは又。