飲食店のITってとっても興味深い。
先日、激辛で噂の中華料理屋へ。
定番のタンタン麺も迷ったが、餃子も食べたくて(?)麻婆豆腐定食に。
カウンターに座ったお隣さんの会話。
「ご注文は?」
「えと、タンタン麺を」
「えと、どのタンタン麺ですか」
「えと、この黒ゴマの」
「あ、それですね、それが1つ。以上ですか?」
「そです」
「じゃ、黒ゴマタンタン麺1つ。ありがとうございます!」
ホールの店員が持っているPOSを、その店員とカウンター越しから厨房の調理人と、そしてカウンターのお客さん、3人がみんなで眺めあって注文を確認している!調理人とホール・スタッフが一緒にお客さんと注文確認するんじゃPOSの意味が・・・?何か変な感じ(爆)
よくよく考えると、飲食店にも結構ITが普及した時代になりましたねえ。
約15年前、シリコンバレーに当時の先進事例調査に出かけたとき、その近くの飲食店でイタリアンか何か仲間で食べにいったときを思い出した。
入り口でホールスタッフがお出迎え。予約してない旨伝えると、人数、喫煙者の有無、をまず聞かれた。ちなみに6人、喫煙席を希望。
スタッフが、各席での飲食情報が表示されている電子パネルを操作している(まあ最近はよく見かけるやつですね)。
「喫煙席だと現状だと30分から1時間待つ感じですが、禁煙席だと会計中のところが1つあるので片付け含めて30分くらいでご案内できます。ただ近くに子供同伴のお客様がいますが、どうします?」
「おおーっ!スゲー。ITで管理してるんだ。すばらしい。」
結局、その禁煙席にして、喫煙者はたばこを我慢することにしました。
今だとこういうIT化された飲食中情報管理は結構あちこちでみかけることができます。
注文が直接パネルやPOSで入力管理できるので、レジ会計もスムーズ。上述の中華でもPOSからジジジとテプラみたいな注文票が出てきてそれを厨房に渡して調理人が壁に貼り付けてオーダー管理しています。
大規模チェーン店ならともかく、一般の飲食店がITを導入する場合、予算はとても小さいです。私が学生時代にバイトした頃なんて、ITといえるものはなくて高性能レジというレベルのPOSがある大型店舗の飲食店を除けば間違いなくどこもいわゆる「手管理」です。あの頃は正直IT化のニーズすら思い浮かばなかった。ソフトウェア工学が研究テーマの学生だった私ですら・・・(苦笑)
なんか、うまくいえないけど・・・こういうジャンルの情報システムって、コモディティでもデファクトでロングセールにできるんだろうなあ。なんか専門外だけど挑戦したい気になります・・・