「できないこと」にチャレンジしなかったら、一生それを乗り越えられないよ。
昔、似たようなエントリを書いたが、100%集中しまくりの真剣勝負モードでは、すぐに誰でも擦り切れてしまう。なので、得意領域で自分の才覚を思う存分炸裂させつつ、ハードル高いチャレンジで負った傷を癒し、多少時間にもゆとりをこっそり作り、そして自己研鑽を繰り返して自分のコンテンツやパーソナリティをさらにグレードアップしていく、といったような「非」真剣勝負モードの仕事も混ぜていくことは肝要だ。
ただし、それが割合として多すぎたり、長期続くというのは堕落に転ずるリスクもある。
ロングのクライアントや、巨大アンカーをもっている担当には、このリスクが高い。
そもそもクライアントは常に進化したコンテンツを望んでいる。「以前の焼き直し」じゃダメなんだ。
「前やってもらったことをまたお願いしたく」と言われたからって、イコールじゃなくてベターであるべき、よりショートで、よりリーズナブルであるべきなのだ。
お題そのものも未経験にみえるものも多数出てくるだろう。それでも過去の経験やスキルの組み合わせ、応用によって、「きちんとした基本を積んだ」経験・スキルから生み出すものならば、きっと良いものが創作できるはずだ。
ただし、
このプロセスにおいて大事なこと。
信念と執念。
「気持ち」が創作されたコンテンツにしっかり乗っかっていなかったら、やはりそれはアウトプットとは言えない、少なくとも付加価値はない、マージナルなものでしかない。
あまりに急な坂は上れないし、あまりに高い階段も上がれない。
かといって、そんな坂や階段も目の前にしてしまったら「どうやって乗り越えようか」と考えるのが我々の商売の根幹である。
そのままじゃ乗り越えられないなら、どう工夫して乗り越えてやろうか、と思ってほしいものだ。
意外になんとかできちゃうことも多いのだ。
そしてそれは奇跡でもなんでもなくて、きちんと基本を積んだ地道な努力に対して、運が味方して結果を生み出してくれる、そんな流れになるものだと私は信じている。
「人生、なるようにしかならない」
そういえば、社会人最初の恩師が口癖にしていた言葉、最近よく思い出すようになったなあ(笑)