和みのクライアントと、真剣勝負のクライアントでは、アプローチは大違い。
経験上、セールスし、デリバリしていくにあたり、私はクライアントを3つにカテゴリして対峙するようにしています。
1.真剣勝負のクライアント
l テーマもチャレンジ、クライアントとの関係も構築中で、気を緩める隙間もない。
l だけどもだっけど。そのテーマは自分や仲間、そして会社組織、もしかしたら業界発展のために、とっても重要。避けて通りたくない。あるいは避けて通れない。
l だから1分1秒、「真剣勝負」。持てる力をすべて出す。出しつくしてさらに進化させ、とにかく全力で走り抜ける。そんなクライアント(案件)。
2.和みのクライアント
l テーマは経験済み、あるいはゴールまでの道のりが明確にみえていて、高いCSを獲得する自信もある。クライアントの信頼もそもそも構築済み。
l 内容的には仲間達も安心して取り組める。ただ気をつけないと気が緩んでしまいそう。飽きが来るのも問題といえば問題だし。むしろクライアントにより一層の誠意をみせる必要があるかな。
l ただ、「真剣勝負と」いうよりは、自分達が確実に、信頼された関係にあるクライアントに対して、着々と「期待以上の成果を出し続けていく」ことで、「俺、イケてる!」って感じで自分が貢献していることで癒されていく。クライアントから大きくリスペクトされることで癒されていく。そんな案件。
3.どちらでもないクライアント
l チャレンジもあるにはあるけど程度は大したこともないし、かといって手も決して抜けない程度に厳しい条件も一部あるし・・・みたいな、上記のどちらでもないケース。
ちなみに理想的な割合は2:4:4ですが、財務的観点と後進育成の観点からターゲットは2:2:6と考えています。
ですから、シンケンジャー、違った(笑)、真剣勝負が2割を大きく超えるときというのは、
「チャレンジし過ぎ」。
その状態は続けるとそのうち疲れ果てて心が折れ萎えてしまいます。下手したらトラブって大火傷するかもしれません。
逆に2割を大きく下回る少なさならば、
「保守的にも程がある」。
仮にそれで財務的になんとかなっていればまだいいけれど、いずれにしてもチャレンジが極小ではそのうち仲間は飽きて士気もさがり下手をすれば会社を去っていくかもしれません。
「チャレンジ=真剣勝負」は2割程度がちょうどいいんです。
ただし、自分だけのためでなく後進のため、クライアントのため、そして業界発展のため、なんて目的まだ織り混ざった「真剣勝負」。そんな案件に身を置くのは、2割といえど、それなりに気疲れもします。
そこで、
2割の「和み」も必要です。
疲れた肉体と傷ついた精神を癒すクライアント、癒す案件(笑)。
慣れないとこういう案件(状態)を作りだすのは難しいんだけど、そういうバランスとっていかないと体が持ちましぇん(泣)。だから、努力して「和み」クライアント=「和み」案件を作るんです。
自分が癒され、仲間が癒され、「ヨシ!これからもさらに頑張るぞ!!」って気持ちになれる、クライアント(案件)。重要です。必要です。
ただ、
和みが多すぎると堕落します。
甘えて緊張がゆるみ、「真剣勝負」で火傷したり、「どちらでもない」案件で思わぬ失敗をすることも。
バランスが大事です。割合もですが、まずはこういう考え方がデスネ。