「買ってください」じゃなくて「どうやったら買っていただけますでしょうか」なんだよね。
人材ビジネスの要素が強くなり、
そして景気が悪い中でDEMANDサイドも総量が減って、条件も厳しい中、
それでも人材ビジネスだからといって、
「この人材、いいでしょ。是非買ってください」的な営業をする人も多いが、なかなかそううまくはいかない。
なぜなら、
買う人が、「財布」を持っている。買うかどうかはその人の判断。買うかどうか、そしてその目の前の人材を買うかどうか、判断するのだ。
最近はコンサルティングサービスもだいぶコモディティ化が進み、「どこの誰じゃないと頼めない」仕事の割合はかなり減った。
つまり、
「これを頼める仕事先はいくつか候補があるけど、せっかくだからアンタにお願いするよ」
的な受注シーンが今後の理想なのだ。
そうすることで成果物は最低ラインがコモディティレベルで、それをいかに効率的にあるいは早く上回るかが重要になる。
ここを取り違えると、
「私なら、さらにすごい仕事の仕方が・・・」がアピールしすぎとなり、「また、またぁ・・・ホントですか?」と相手をかえって懐疑的にさせる。
そうじゃなくて、
「どうせやるなら、私にやらせてください!」的な情熱も時には良い。むしろ今はそれが一番大事だと思う。
過去の栄光も大事。その人の矜持。でもその矜持、今購買を検討しているクライアントにとっては、「そんなの関係ねえ」なんだ(苦笑)。
本当に売れたい、仕事にありつきたい(言葉が汚かったら申し訳ありません)、だとしたら、
「こんな私を買ってくださいよ」じゃなくて、「どうやったら私を買っていただけますか」、
これが正しいアプローチだようなあ、と、最近痛感しております・・・汗