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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

「戦略」という言葉を理解できているかイマイチ自信がないコンサルタントにおすすめの1冊^^;

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ばんちょ~のお題は、まじめに回答してもなじられるし叱られるし、感情的に書けば言葉で殴られるし叱られるし、主観に基づくとそれはそれで踏みにじられるしさらに叱られるし、・・・と、どうしようもないのですが(泣)、何より一番のMUSTは「とにかく、何か、書く」こと(爆)。

 

というわけで、お勧めの1冊。

私がもう10年近く携帯している書籍。

 

それは、

著書「SEからコンサルタントになる方法」ではありません(笑)。

 

「孫子」です。

 

・・・俗に言う「孫子の兵法」は、結構たくさん世に出ております。それだけ良書も多く、また深い読み物の割にはコンパクトなものが多く、ちょっぴり無理すれば背広のポッケにも収納可能なものも。

 

若かりし頃、私は「戦略コンサルタント」の仕事になかなかなじめず、かといって世の中にコンサルタントの戦略仕事についての指南本も特に良書がなく、ある日なんとなく、多くの知人が「あれは結構良書だゼ」と言うのを聞いて、とりあえず読んでみたのがきっかけ。

そして、読んでみてナルホド、これは歴史書的な要素よりもはるかに現代ビジネスにおける戦略的思考力の指南本じゃないか!と感嘆し、以降ぼろぼろになるまで携帯し愛読し、何度も買い換えて今に至ります。ちなみに今はこれを携帯しています

2009101909190000

 

ご存知の方も多いことでしょうが、この本は基本的に、現代ビジネスとはかけ離れた言葉遣い、用語が満載です。まあ、本物の戦争に勝つための指南書ですから当然といえば当然。でもその割には、本当に、非常に身につまされる事柄がきちんと書いてある。つまり歴史を超えて戦略指南をしてくれる「古書」なのです。

 

経験者として、コンサルタントとして仕事に従事し、いつしか「戦略コンサルティング」に携わるようになるとき、「戦略」と「戦術」の違い、境界線に悩み、「戦略を描く」ことの難しさに苦労します。

はっきりいって、センスがある人は苦労も少なく、特に悩まずとも大成できるでしょう。そういう星の下に産まれた人は、これを読む必要もないかも。戦略コンサルティングで求められるスキルとは、そのくらい不公平なものだと思っています。

 

でも、

努力でなんとかなる話でもあります。誰でも同じ労力で、というわけではないのですが、そういうセンスある人の10100倍の努力を惜しまなければ、少なくとも同じレベルで渡り合うことはまったくもって可能です。

ただ、少しでも効率的にキャッチアップしたいですよね。

 

そんなときに!

 

こいつは優れモノです。長年読んで私個人の意訳で超簡単に解説すれば、この本が語る「戦略」とは、

「必勝無敗」の秘訣なのです。

 

非常にRecursiveな戦略指南本だと思います。若手のコンサルタントの方で、戦略コンサルティングの技を身に着けたい、効率的に先人のノウハウを吸収したい、自分の経験も効果的にそこに混ぜ込みたい。そんなあなたに最適!

そもそもビジネスパーソンにとって、仕事への取組姿勢確立とか、ビジネス&プライベートのライフプランの策定・軌道修正とか、そういう領域にも適用でき、

そして、企業の成長戦略や再生戦略、事業・営業戦略企画を纏める際の、1つのレビュー・フレームワークになります。

少なくとも私は信じて愛読してきました。(ふーん、少しくらい信じてみようかなあ)と思われる方は是非お試しくださいませ。少なくともコンパクトで割安な本、損は絶対しないなあと・・・

 

 

あ・・・珍しく、真面目マジメに、最後まで語ってしまった(爆)。ごめんなさい、ばんちょ~泣

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