叱られたことを覚えていますか?あるいは褒められたこと?
最近、お酒を飲みながら話すテレビ番組が増えて、それはそれで面白く視聴しています。特に、大阪人(正確には兵庫県尼崎市出身)のダウンタウンと、東京で生まれ育った坂上忍さんの掛け合いを楽しみにしている、「ダウンタウンなう 本音ではしご酒」は、最近になって毎週録画しています。
先週の番組の中で、坂上忍さんが杉良太郎さんに役者人生について叱られたこと、意見を言われたことを30年近く経っても覚えている話をされていました。これ、すごく共感したんです。
僕自身、大学を出てから親の会社を継ぐつもりだったのですが、その頃になって家族で仕事をする難しさを痛感して、その道は行かないことに決めました。ですが、だからといってやりたいことがあるわけでもない。就活もせずにブラブラしていたところを、当時の知り合いが勤めている旅行会社を紹介してもらい、そのまま深く考えもせずに入社。
そこで出会った女性の上司が、人生の見本になる人で、その後の僕に大きな影響を与えていただき、社会人、会社人としてのあり方、姿勢などたくさん学ばせていただきました。
その次に入社した会社では、一回りほど年上の上司から、上司としての腹のくくり方を学びました。カッコいい上司だったんです。
そして、ソフトバンクグループに転職してからは、二人の上司から「正しいプロジェクトマネジメントのあり方」「中高年としての姿勢」「週末に部下のことを考える時間を作る」などなど、今の自分の基盤となる多くのことを学びました。
どの上司からも、たくさん叱られました。その時は「怖い」とか「うるさい」とか思ったことがあるのは事実です。しかし、それらが今の自分にとっては、とてもありがたいことだったのですね。なかなか叱ってくれる人っていませんから。そして、逆に褒められたことは、あまり覚えていません。(笑)
叱られたことを「うるせぇな」で終わらせるか、そこからジャンプアップしていく材料にするか。自分次第ですね。