誰でもできる「サービス」と、「ノウハウを伴うサービス」の絶対的な違い
興味深い記事に読み入ってしまいました。
この記事には、2つのことが書かれています。
1.HDDが壊れてしまい、復旧を依頼したら想定外に高かった
2.値切り交渉に対応して、根拠が分からない値下げをした
HDDは、いずれも壊れてしまうものなので、今どきはクラウドサービスに保存しておくのが当たり前、と思っているのは、弊社とか、弊社とお取引のあるような企業の方々であって、必ずしもそうではない方々のほうが多いのだと思います。で、あるときこんなことが起きてしまい、慌てふためいて復旧を依頼するものの、想定外の費用に青ざめてしまう。普段から、きちんと保存しておくことが大切ですね。
とはいえ、起きてしまったものは仕方がない。どうしても復旧が必要なのであれば、費用がかかるのはしょうがないですよね。でも、僕もこんなにかかるとは思いませんでした。結構かかるんですね。
しかし、自分たちでやれることと、自分たちでは無理なことがあります。この依頼者は、自分たちではできない様子。だとすると、依頼するのか、しないのか。それを判断するしかないですよね。僕自身は、そのノウハウは大変な苦労をされて手に入れられたものなので、安易に値切ることには抵抗があります。抵抗というより、躊躇してしまう、というほうが正しいでしょうか。
ノウハウというものは、時間とパワーをかけて入手するものであって、一朝一夕で手に入るものではありません。でも、世の中には安易に考えている人がいらっしゃるのも事実。「それ、教えて〜」くらいに言ってしまったり。そんなものではないですよね。
だからこそ、この会社さんのように、値切られたら値下げする、というのも、僕にはちょっと理解しかねてしまうところがあります。まあ、これが業界的に一般的なのかも知れないので、いいとか悪いではなく、ただ理解できないだけなんですけど。
サービスの中には、運ぶだけとか、掃除をする、といったように、面倒なこと、あるいは時間的に難しいことを依頼するものもありますが、この記事のように、自分たちでは出来ないことを依頼する、というものもあります。自分たちは、何を依頼しようとしているのか、を意識することは大切ですね。