日本人の女性は、平成を28年間生きているけど、男は昭和で足踏み中じゃない?
小島慶子さんは、僕が好きなタレントさんの一人。歯に衣着せぬ物言いが気持ちいいです。その小島慶子さんは、ご自身が働いて旦那さんが主夫をなさっているそうです。(まあ、日本語の「主人」「旦那」という言葉も、変えないといけないですよね。「奥さん」もそうですし。)
この記事には、ご自身が大黒柱になった経緯、そのときの心境について話されていて、とても興味深いです。
私が子どもの頃はまだ世間には共働きに偏見があり、郊外の新興住宅地では保育園に通う子どもを「貧乏で可哀想な子」と決めつける空気すらありました。
今の時代、そんなことを思う人はいないでしょうね。共働きなんて、普通にいらっしゃいますよね。
僕のまわりには、結婚して子供がいて働いている女性がたくさんいます。この方たちに共通するのは、非常に効率的な働き方をしているというところです。効率的というか、自分の就業時間を、必要なことに集中してきちんと仕事をする。子供が小さくて出迎えがある、という方は特に、プライオリティの付け方が上手というか、当社にもそういう上手な女性がいらっしゃったことがあるので、つくづくそう感じていました。
今の時代、在社時間で評価しない企業も出てきています。当社もそうですが、サイボウズさんもそういう会社。働き方の多様化を、上手に生み出しておられるんですよね。
前作も考えさせられるものがありましたが、今年の全6話もとても考えるものがありました。我が家は、家内が専業主婦ですが、じゃあ男の僕は外で働くだけでいいのか、と。
「分業」という言葉がありますが、家の中の仕事って無限にあると思います。掃除、洗濯、料理に炊事は当たり前として、子育てなんてどこまでも手がかかる。子育ては、他の家事とは違って「作業」だけではありませんからね。僕のお知り合いの女性たちは、家に帰って子育てに専念し、子供が寝た後に仕事をしている人がたくさんいます。本当に立派だと思います。
一方、我々「男」ってどうでしょうか。家事をきちんと分業し、奥さんから「ありがとう」と言ってもらえるほどやっている人って、どれくらいいるんでしょうね。平日は、仕事と称して(いや、ほんとに仕事もあるんですよ(汗))飲み歩き、帰るのは誰もが寝静まった深夜。土日は、朝起きるのが遅いか、あるいは勉強会と称して(いや、ほんとに勉強会なんですけどね(汗))出かけていく。でもって、また飲んだくれて帰ってくる。あるいは、趣味(ゴルフとか、釣りとか)に出かけていく。家族とは別行動。
これって、振り返ってみると、男は昭和の時代で足踏みしているんじゃないか、と思うようになったんです。成長してないなあ、と。女性だって、たまには飲みに行きたいし、勉強会だって行って、いろいろと得たい。でも、たまに(少なくとも男よりは絶対少ない)行くと、四の五の言われる。これでは、男女雇用機会均等法なんてレベルに到達していないなあ、と思うんですよ。いや、自分自身だけかもしれませんけど。
書きたいこと、言いたいことは山ほどあるんですが、ちょっと気になっていることを、自分自身の反省すべきこととして書き出してみました。誰か、思い当たる人はいますか?