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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

人工知能が人類の問題の最終的な解決にならない?

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2015年には、Steven Hawking氏やElon Musk氏を含む、多くの科学界やテクノロジ界の大物が、人工知能が人類の問題の最終的な解決になるという風潮に異議を唱えた

僕が尊敬する物理学者、Steven Hawking氏の発言には、少し驚かされるものがありましたが、これは単に視点をずらしているだけに過ぎない気もしています。

人工知能は、最近僕の周りで話題になることが多いのですが、AIという言葉を含めて、過去何度も出てきては、いつの間にか消えてなくなり、を繰り返しています。現在も、コールセンターの単純回答などに利用される程度で、まだ完成品とは言いがたいものではあるようです。ただ、じゃあ、何をもって完成するのか、と定義付けすることは不可能なのではないか、と思っています。

「金融市場よりも賢く、人間の研究者よりも多くの発見をし、人間の指導者を操り、理解できない兵器を開発するようなテクノロジが生まれるかも知れない」とHawking氏は述べている。

この発言の後半だけにフォーカスすると、映画のターミネーターに出てくるスカイネットを髣髴とさせるものがありますが、僕は「金融市場よりも賢く」のところに注目しました。金融市場、つまりディーラーよりもコンピュータの予測のほうが的確な時代が来るよ、という意味なのかなと。もっと言うと、ディーラーという職業はなくなるよ、という意味に感じました。

とあるイベントで、慶応大学の教授が「2045年(今から30年後)には、銀行員の仕事はロボットが代替している」とおっしゃっていたのを思い出しました。銀行員の仕事って、多岐にわたるようですが、一般企業ほどでもないように思えます。窓口業務、営業、多くの仕事はインターネット経由になり、顧客への提案を含めて人工知能をまとったロボットが行なう。これって、すごくイメージ出来るのですよね。「ああ、出来そうだ」と。

現段階の人工知能を取り上げて、絶賛するのも、批判するのも、どちらもちょっと違うと感じています。人工知能というものは進化するものであり、ロボットもどんどん変化をしていくものです。もちろん、人間が携わっているわけですが。そして、そこには技術力は欠かせず、さらに技術だけで解決できないオペレーションの改善や業務フローの再構築が含まれます。

そうやってどんどん人間の仕事の消失が始まっていく。2015年は、ひっそりと、その元年だったのではないか、なんて勝手に感じています。失くなっていく仕事は、人がやりたがらない仕事だけではないことは、好むと好まざるとにかかわらず、始まっているように感じます。

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