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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

日本の自転車普及は課題満載ではないかと

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先日、こんなブログを書きまして、東日本大震災以降に増えた自転車通勤のマナーの悪さを憂慮しています。一方で、じゃあ自転車が走りやすい国かというと、特に東京は相当走りづらいのですよね。僕が住んでいる墨田区にも、自転車道もどき(後付で自動車道に無理やり白線で区分けしたもの)が出来ていますが、路肩駐車や、もともと走っている車に煽られて走りづらい。でも、歩道は当然走りづらいわけです。まあ、疾走している人もいますが。

先日、テレビ東京のジパングでデンマークについて報じられていたのですが、デンマークは自転車大国なのだそうです。しかし、それは昔からではなく、10数年前からの取り組みなのだとか。その中で「これはすごい」と感じた取り組みをいくつか。

・車、自転車、歩道と完全区分けされている
・自転車のマナー(右折、左折の合図など)が素晴らしい
・自動車取得税が280%(200万円の車が単純計算で580万円になる!)
・列車に自転車持ち込み無料で、自転車を設置出来るようになっている
・マンションで最上階から自転車で降りられる物件もある

医療費無料、学費無料である一方で、税金が70%ということで有名なデンマークですが、こういった取り組みによりCO2削減に寄与し、さらに健康面でも医療費削減に貢献しているのだとか。ここまで徹底するのはすごいですね。

とはいえ、人口が少ないから出来るのでしょうが、日本がまったく見習えないかというと、そんなことはないように感じました。きちんと切り分けしていくことで、将来的に自転車ももっと走りやすい国になる気がします。まあ、製造業大優先の国なので、自動車削減という図式はなさそうですが。

まずは、自転車が走りやすい道作りは必須である気がした今日この頃です。僕はApple Watchのおかげで、歩く距離が増えました。

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