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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

業務端末は監視されるのはわかるけど、何を監視しているの?

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僕は過去にBYOD(個人端末の業務利用)ではなく、BYCD(業務端末の個人利用という造語)を推奨しています。(Enterprisezine参照)それはともかくとして、業務端末は会社から貸与されるものなので、ある程度の監視が必要になるのは理解できるところです。しかし、WindowsPCの場合なら、ガチガチに監視されているのは当然であり、誰も気にしないところでしょうが、ことスマートフォンとなると、いったい何を見ているのだろう、と不安になる人も多いようです。

MDMは、もともとはiPhoneなどのスマートデバイスを遠隔でコントロールするサービスですが、当然監視も出来るわけです。弊社にご相談いただくお客様も、以前はiPadなどを紛失した時に遠隔で初期化出来る機能を「お守り」のようにお申し込みいただくことが多かったのですが、最近では監視を含む「MDMの活用」をご検討になられるケースが増えています。

そういう意味では、以前はiOS端末の設定>一般>プロファイルを見ても、MDM以外のプロファイルが何なのかがわかりづらかったところから、iOS8以降では、Wi-Fi設定やWebクリップの構成プロファイルなのか、あるいは何らかの機能制限がかかっているのか、というものを確認するとが出来るようになっています。何を監視され、何を制限されているのか、が分かることで安心できる部分もあるかもしれませんね。

コンテンツではないのに「オワコン」という表現もおかしな話ですが(笑)、上記のような利活用が進むことで、さらにMDM(もちろんMAM、MCMなどを含めて)の利用企業が増えていくように感じた今日この頃です。

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