選挙では出口調査に注目してみましょう
いよいよ選挙ですねえ。都民としては都知事選挙もあって、それに54億円かかっているとか聞くとめまいがしそうな気がしていますが、政治の話はさておき。
出口調査というのをお聞きになったことがあるかと思います。 テレビ局各局や新聞社が、いち早く投票結果を予想するために、いろいろな投票所の文字通り「出口」で投票者を待ち構えて、どこに、誰に投票したかをインタビューして、その結果を自社で集計するという調査です。これは、アルバイトが多いのですが、彼らが口頭で聞いたものをヒアリングシートに書き込んでいき、一時間に一回とか事前に決められたルールで自社に電話をかける。その電話番号は、当日のみのコールセンターになっていて、100名とか200名(局によります)のオペレーターさんが手入力で打ち込んでいく、という作業になっています。つまり、たった一日ですが準備も含めて、さらにその当日だけのPCレンタルとかも含めて、膨大な費用がかかっているのですね。
とあるテレビ局のグループ企業の社長が、これは効率が悪いということで、iPadで入力できるアプリケーションを開発されました。Webアプリになっていて、その場で投票者に指でタップしてもらい、リアルタイムにデータが自社のサーバに送られ、いちいち電話をかける手間も要らなくなりますし、オペレーターを待機させるコストも要らなくなります。おそらく、今回から活用されるはずですので、どこかの投票所でiPadを抱えているスタッフがいるかも知れませんね。詳しくはお伝えできませんが、こういう視点で投票所に行ってみるのもおもしろいかも知れません。
混沌とした選挙の中、ユニクロの柳井社長の言葉が印象に残りました。
50~60代の皆さんは、そろそろ引退を考える時期ですが、「引退して安穏としていいんですか」と言いたい。彼らは今まで非常に頑張ってきて、経験とか見識とか、一人前になる方法を知っている。それを若い人に伝えないといけない。老後のこと、病気のことばっかり話していないで、それよりもっと社会に対して貢献することを考えないといけない。
僕もそうですが、年をとると周りに気を遣わなくなっていまいがちですね。柳井社長の言葉を胸に、前向きにやっていこうと再認識です。