立花隆さんが唱える「自分史を書くこと」の意義
いよいよ「自分史フェスティバル2014」の開催が2日後に迫ってきました。
今回の目玉の一つは、ジャーナリストの立花隆さんの講演ですが、
立花さんが昨年末に出版した『自分史の書き方』の紹介記事が
講談社が運営する「現代ビジネス」に掲載されました。
「自分史フェスティバル2014」の告知も掲載されています。
「自分の人生を知りたければ「自分史」を書きなさい!」---知の巨人・立花隆がすべてのシニア世代にささげる『自分史の書き方』
一部を引用します。
わたしは、人間誰でもシニア世代になったら、一度は自分史を書くことに挑戦すべきだと思っている。自分史を書かないと、自分という人間がよくわからないはずだからである。
こんなことをあらためてすすめなくても、人間不思議に、60歳を過ぎるあたりで、自分史を書いてみたくなるものらしい。還暦という、生まれてから60年目にやってくる人生の大きな区切りを目の前にするあたりで、誰でも「自分の人生っていったいなんだったんだろう」と立ち止まって考えたくなるものらしい。
しかし、自分の人生はなんだったのだという大きな問いを立ててみても、そんな抽象的で曖昧な問いにそう簡単に答えられるわけはない。その問いに答えるためには、まず、人生っていったいなんなの?という問いに答える必要がある。
その問いに対する答えは意外に簡単だ。とりあえず、人生とは「一人の人間がこの世に生を受けたあと、その人の上に時々刻々起きてきた『一連の事象の流れ』」といった程度の暫定的定義で充分だろう。
とするなら、そのような「自分の人生を構成する一連の事象の流れ」を具体的につかむことにこそ、「自分の人生はなんだったのだ」という問いへの答えがあると言うべきである。そして、よく考えてみればそれを具体的につかむためになにより必要なことは自分史を書くことだ、ということになるだろう。
別の言い方をするなら、「自分の人生がなんだったのかを知りたければ、『まず自分史を書きなさい』」ということである。
長めに引用しましたが、この紹介記事を読むと
自分史を書く意義についてよくわかると思います。
立花さんの『自分史の書き方』は、
立教セカンドステージ大学での講義の内容をまとめたものなので
基本的にシニアの方々が対象になっていますが、
自分史を書くこと自体は、シニアの方々だけでなく、
自分を客観的に見つめ直して自分のことをよく知るための方法として
ほかの世代の方々にも役立ちます。
ぜひ「自分史フェスティバル2014」で
いろいろな自分史の魅力と活用法に触れていただければと思います。
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