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自分の言葉で発信するためには「自分の実感を掘り起こす」ことが重要

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数日前の“「商品」に「思い」や「主張」を込めることの重要性
というエントリーで
「ほぼ日刊イトイ新聞」で始まった連載記事について書きましたが、
また、共感する内容があったので、とりあげたいと思います。

下町企業・フットマークの、新しさとおもしろさ。

第4回で、自分の実感を掘り起こすことの重要性について触れていました。
以下に一部を引用します。

糸井   うちはどの商品についても
     基本的にスタートは「しろうと」で、
     「自分たちがほしいものをつくりたい」という
     動機ではじめるんです。
     それで、あまりにも「しろうと」なものだから、
     どの商品でもプロの方に平気な顔で
     「知らないので教えてください」と聞けるんです。
     そこには、けっこう助けられてますね。

マツモト ただ、うちの会社に入ったときの私は
     ほんとうに未熟で、何もわかっていなかったんですね。

     だから最初の数年、糸井から私は
     「自分の実感の掘り起こしをしろ」ということを
     徹底的に言われつづけました。

     つまり、何にでもすぐ「可愛い!」とか言うなと(笑)。
     「どこが可愛いと思うのか」
     「なにが、どうおもしろいのか」
     何か見たときに自分が「ほしい!」と言うのも、
     「ほんとに心からほしいかどうか」を
     ちゃんと確かめろ、とは、非常によく言われました。

     そういう「実感の掘り起こし」が、なにより大事。
     当時の自分はわかってなかったですけど、
     働きはじめて数年間は
     常にそこを問われつづけていた気がします。


最近はデジタル化が進んで、
いろいろな意味で簡単にコピーできることもあり、
人からの借り物や受け売りの言葉、情報が
増えているように感じます。
このエントリー自体が受け売りみたいなものですが(笑)。

そうした中で重要なのは、
自分で経験したこと、感じたこと、考えたことを
自分の言葉で発信することだと思います。
そのためには「実感の掘り起こし」はとても大事です。

もう一つ、自分の言葉で発信するために有効なのが
自分史をまとめてみることだと思っています。

別にきちんと文章や本にする必要はなく、
自分がこれまでに経験してきたことを、
一度何らかの形でまとめてみて、
それを客観的に見つめ直すところから
自分の言葉が生まれてきます。

ぜひ自分の言葉で自分らしく発信していくために
自分史を活用していただけたらと思います。

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