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「商品」に「思い」や「主張」を込めることの重要性

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「ほぼ日刊イトイ新聞」で、興味深い連載が始まっていました。

下町企業・フットマークの、新しさとおもしろさ。

このフットマークは、水泳用品や介護用品などを
開発・販売している会社です。
「介護」という言葉は、もともとフットマークの磯辺会長が
「介助」と「看護」を組み合わせて生み出したそうで、
商標登録もしているそうです。

フットマークは墨田区の会社で、
同じ墨田区にある国産Tシャツメーカーの
久米繊維工業会長の久米信行さんが、
出版記念イベントをやったときに、
磯辺会長がいらしていて、
名刺交換させていただいた覚えがあります。

フットマークに関する記事も以前どこかで読んで、
興味を持った覚えがありますが、
この「ほぼ日」の連載記事も面白そうです。

静岡から2人の中学生がフットマークの見学にやってきて、
その中学生たちが、学校の教育方針もあって、
自分たちの思いをはっきり口にする子たちだったので、
「自分たちがほしい水着」を開発してもらうことにしたそうです。
以下、記事から引用します。

糸井 あ、もう発売まで決まっているんですか。

三瓶 はい、完成型はまだできていないんですが、
   発売自体はすでに決まっています。
   ‥‥といいますか、
   彼らにお願いした当初から
   「どんなものができても発売しよう」と決めていたんです。

三宅 あ、「どんなものができても」。
   それは、ぼくがこんなことを言うのもなんですが
   ‥‥大丈夫なのでしょうか。

三瓶 それは、大丈夫です。
   もちろん彼らも商品づくりは初めてですから
   どんなものが出てくるかはわかりません。

   ですが私は「商品」って、
   「誰かの思い」や「主張」があることが
   いちばん大切だと思っているんです。

   だからまずは、どんなものができてきても
   「彼らの主張があればいいかな」と思っているんです。

「商品」は「誰かの思い」や「主張」があることが
大切だという考え方には共感します。

この開発は、消費者でもある中学生のニーズを
くみ取る試みでもありますが、
通常の商品開発においても、
単に消費者のニーズに合ったものをつくるというのではなく、
そこに開発者が自分の思いや主張を込められるかどうかが
重要だと思います。

たとえば、ぼくが関わっている自分史に関していうと、
単にお客さんのニーズを聞いて、
自分史の作成をサポートするということではなく、
お客さんが、より自分らしく生きられるように
自分史を活用してもらうようにしようという
思いを持って仕事をするということです。

思いや主張のこもった商品、サービスを
提供していけるようにしたいですね。

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