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自分史は未来のために書くもの

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現在発売中の「サンデー毎日」の2月23日号に、
自分史活用推進協議会の前田義寛代表理事が取材を受けた記事が
掲載されています。

「人生は65歳からがおもしろい」という連載コーナーの
「自分史で築く新しい私」という記事です。

自分史講座の現場のレポートや、
実際に自分史を書いた方の実例が紹介されています。

その記事の中で『時の贈りもの』という、
500ページもの自分史を書いた72歳の田邊瑞代の例が
紹介されていました。

田邊さんは、定年退職後について書いた最終章に
「人生の黄金期」という見出しをタイトルをつけたそうです。

そのタイトルとは裏腹に、60代は、友人の死や
自分自身の病気など、苦しい経験もして、
今に続いているとのこと。
以下に田邊さんのコメントを引用します。

「退職後の今こそ、家族や仕事を肩から下ろして、自分が自分になれる時期でしょう。子供の頃の教育と違い、自分で自分を作り上げられる。体は衰えても、ここから世界を切り開く、その気持ちを奮い立たせたくて、黄金期とつけたの」

よく、まだ私の人生はこの先も続くのだから、
自分史を書くような時期ではないという方がいらっしゃいますが、
自分史をまとめることで、自分の過去を見つめ直して、
より自分自身のことを深く理解し、将来へのヒントを得ることができるので
むしろ、自分の未来のために書くものだといえます。

田邊さんのように、自分の未来を切り開き、黄金期を築くために
ぜひ自分史を活用していただけたらと思います。

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