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組織の情報共有で重要なのは、「全員が同じことを知っている」ことではなく、「誰が何を知っているか」を共有すること

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日経ビジネスオンラインに興味深い記事が載っていました。
「トランザクティブ・メモリー」について解説した記事です。
一部を引用します。

トランザクティブ・メモリーは、世界の組織学習研究ではきわめて重要なコンセプトと位置づけられています。その要点は、組織の学習効果・パフォーマンスを高めるために大事なのは、「組織のメンバー全員が同じことを知っている」ことではなく、「組織のメンバーが『ほかのメンバーの誰が何を知っているのか』を知っておくことである」というものです。英語で言えば、組織に必要なのはWhatではなく、Who knows what である、ということです。

『組織の知を高めるには、「タバコ部屋」が欠かせない』より

これはよくわかる気がします。
組織だけではなく、個人についても、
自分であらゆる知識を身に付けるのは大変なので、例えば、
商業関係の法律については弁護士の○○さんが詳しい、
節税については税理士の□□さんが詳しい、
メンタルヘルスについてはカウンセラーの△△さんが詳しいというように
何かあったときに、そのことは誰が詳しいのか、誰に相談できるのか、
また、そういう相談できる人と知り合っておくことが重要です。

そして、この記事によると、トランザクティブ・メモリーを高めるためには
組織間のコミュニケーション、
特にメールや電話などでのやりとりではなく、
直接会って話すことが重要だそうです。
顔の表情や目を見て離すほうが、
言外のニュアンスも含めて深く伝わるということですね。

会社の研修で自分史を取り入れているところがあります。
同じ課やプロジェクトの仲間同士で、
それぞれがまとめた自分史を発表しあい、
仲間がどのように育ってきたのか、どんなことをしてきたのか、
どんな興味を持っていたのかなどをお互いに知ることで、
コミュニケーションを深めようという研修です。

この記事を読んでいて、自分史を使った研修には、
まさに組織内のトランザクティブ・メモリーを高める効用が
あるのではないかと思いました。
ぜひ多くの会社で自分史を研修に取り入れてもらえるように
今後も活動していきたいと思います。

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