表計算ソフトを使った「無限連用日記」が知的生産のベースになる:『「知」のシャープナー』より
ぼくは、自分史活用推進協議会で自分史の活用法を広める活動をしてますが、
それと関連して、自分の日常を記録する日記や行動記録、
ライフログをつけることも推奨しています。
日記といえば、前年や2年前、3年前の同じ日に何をやったかがわかる
連用日記を利用しているという方もいるかと思います。
連用日記をつけていると、この時期はこんなことがよくあるとか、
こんなことに気をつけないといけないとか、いろいろ発見があったり、
以前と比較して、自分の成長を感じることもできます。
ただ、紙の連用日記だと、書けるスペースが限られていたり、
比較できる年数も限られています。
そういった制約を受けない日記として、
『「知」のシャープナー』(御厩祐司著 光文社新書)の中で提唱されていたのが
表計算ソフトを使った「無限連用日記」です。
表計算ソフトを使うことで、1日の内容をいくらでも書くことができるし、
何十年でも自分の全人生を1枚のシートに書き込むことができるので、
拡張性や一覧性にすぐれているということです。
この本では、どうやって日記をつけばいいかや、
どういう内容を書き込めばいいかも具体的に解説されています。
また、全人生が1枚に収まる「無限連用日記」をベースとして、
それを人生に活かしていくためのワザや、
そこから生まれた知や財をもとに
社会に貢献していく方法についても書いてあります。
「知のPDCA」や「知の四則演算」「プレゼンのSHORTの法則」など、
知的成果物を生み出すのに役立つ考え方がいろいろ紹介されていて、
現代版「知的生産の技術」と言えるような内容になっています。
知的生産に興味がある方はぜひ読んでみるといいと思います。
ちなみに、ぼくの会社で運営している年表創造コミュニティ「Histy」も
自分の年表を複数つくることができて、
年表の始点を同期して並べて見ることができるので、
連用日記的に使うことが可能です。
ぜひ試してみてください。