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自分史で伝える

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昨日は、八重洲ブックセンターで開催された
自分史をテーマにしたトークイベントに参加してきました。

『「ひらがな」で話す技術』の著者で、
スピーチトレーナー、歌手、ラジオDJとして活躍されている西任暁子さん
ゲストを迎えて話をするマンスリーイベントで、
今回のゲストは『自由な働き方をつくる』などの著者で、
人材コンサルタントなど多方面で活躍している常見陽平さん

「自分史で伝える!~人生で大切にしてきたことを
今後の生き方・働き方に活かす方法論~」というテーマでした。

自分史そのものに関する話は少なめでしたが、
生き方、働き方について考えるために参考になる話をいろいろ聴けました。
印象に残ったポイントをいくつかあげておきます。

・ソーシャルメディアの登場によって、
ほかの人が何をやっているかがわかるようになり、
以前よりも、他人と自分を比較してしまうようになっている(常見)。

・仕事をやっていてよかったと思えるのは、
「ありがとう」をもらえたときだけど、
「ありがとう」をもらいやすい仕事ともらいにくい仕事がある(西任)。

・何回も死にかけたことがあって、
よく「今日が最後の日かもしれないと」思うときがあるが、
「死」を意識して生きることが大事(西任)。

・サラリーマンはやらされ仕事が多いけど、
そこに意味を見出して楽しめることが重要(常見)。

・やりたいことと社会が認めてくれることにはギャップがあることが多いが、
いかにバランスをとるかが大事(西任)。

・コーチングを受けたときに、
小学校3年生までで好きだったことや楽しかったことを10個書き出し、
そこに意味をつけると、自分が大切にしている価値観が見えてきた(西任)。

・人生に無駄なことはないし、苦しかった経験が後になって役に立つ(常見)。

・教える立場になったときに、
実際に自分が乗り越えてきたことしか教えられない(西任)。

・自分の本当にやりたいことは歌うことで、
それがどうしてかわからなかったけど、
3歳のころに重い病気で苦しんだことを振り返ったときに、
自分は自由に呼吸をしたかったんだとわかった。
自分の幼少期に人生の鍵がある(西任)。

・就活で自己分析をやるけど、社会人こそ自己分析をやるべき。
自己分析には自分史を書いてみることが役立つ(常見)。

・自分のやってきたことを第三者に見えてもらうと、
自分ではわからなかった強みを見つけてもらえることがある(常見)。

・自分の欲求を100個書き出してリストをつくり、
それをグルーピングしてみると、
自分にとって大切なことが見えてくる(西任)。

・ひとつひとつのことを全力でやりきることで、
点と点がつながっていく(西任)

ぼくも自分史活用推進協議会で、
自分史を活用して自分らしく生きる人を増やそうという活動をしていて、
自分史をまとめて、自分の過去を客観的に見直してみることで、
よりよく生きるヒントがたくさん見つけらると思っているので、
とても共感する内容が多かったです。

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