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出版社は、発売からしばらくたった、自分のところで売る気のない本は、どんどん絶版にすべき

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オルタナブロガーの高木芳紀さんの
「【初体験】出版社さんから絶版決定のご連絡をいただきました。」という記事を読みました。

出版社から、1年ちょっと前に出した書籍の絶版決定の通知が来たそうですが、
この出版社はかなり良心的だなと思いました。

ロングセラーになる本は、ずっと書店におかれるのでいいですが、
多くの本は、2、3か月もすると書店の店頭から消えてしまいます。

著者が、自分の本はいい内容なのでもっと売りたいと思っても、
書店に置かれなければなかなか売れません。
もちろんネット書店に誘導するという方法はありますが。

出版社も、書店で動かない本をいつまでも扱っていても、
あまり意味がないと思いますが、
出版契約は、たいていは2、3年の期間で契約して、
どちらかからの申し出がない限り、自動継続する場合が多いので、
出版社から絶版を通知するということは、
これまでは、ほとんどなかったと思います。

ぼくが以前出版プロデュースした本を、
電子書籍アプリとして出そうと思って
出版社に、絶版にしてくれと連絡をしたときも、
出版社側は、もしかしたら将来電子書籍にする可能性があるから、
アプリは出していいけど、
出版契約はそのままにしてほしいという話になりました。

高木さんの書籍の出版社は、
もちろん経営でのコスト削減の意味もあるのでしょうけど、
早めに本を絶版にして、出版権を著者に返して、
著者に自分の判断で電子書籍を出せますよとアドバイスまでしているというのは、
かなり良心的だと思います。

今はKindleダイレクト・パブリッシングなどで、
著者が自分で簡単に電子書籍を出せるようになっているので、
書店であまり動いてない書籍については、
出版社側でどんどん絶版状態にして出版権を著者に戻してあげたほうが、
出版社も余計なコストを削減できるし、
著者も自分で自分の本を電子書籍化して、
自分でプロモーションして売ることができるし、
読者も手に入れにくかった本を電子書籍で手に入れやすくなるし、
出版社、著者、読者の三方にとっていいことだと思います。

著者の方で、自分の本がネット書店でも買えない絶版状態になっているけど、
まだ出版契約が続いていて、
自分で電子書籍を出したいけど出せないという方は、
ぼくが以前書いた、以下の記事を参考にしてみてください。

絶版状態の著書を電子出版したいときに出版社と交渉する方法

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