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川澄選手のお父さんの教育法

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昨晩は、ロンドン五輪女子サッカー準々決勝の日本対ブラジル戦を見ていた方はけっこういると思いますが、ブラジルにかなり押されながらも、少ないチャンスをものにして勝ち抜きましたね。対南アフリカ戦に対して起きた批判的な雑音が選手たちにあまり影響してなかったようでよかったです。

私は神奈川県大和市在住なので、個人的には大和市出身の川澄選手を一番応援してますが、川澄選手が家庭でどのように育てられたかについて書いた記事を見つけたので読んでみました。

体育教師の資格を持ちながら、あえて教員にならなかったという守弘さんは、本人の言葉を借りれば「教えない指導法」で娘の才能を育んだという。
「キックの蹴り方などの“型”を、大人が教える必要はないんです。大きなけがや事故につながりそうな危険な行為にだけ注意を与えれば、そのほかは子どもの自由にやらせればいい」

守弘さんは、奈穂美が幼稚園児だったころにサッカーボールを与えただけで、好きなように遊ばせていたという。それでも奈穂美は、小学校2年生で地元の少女チーム「林間SCレモンズ」に入団したころには、ボールの止め方、蹴り方をある程度身につけていた。誰かに矯正されることなく、自分の感覚で身に付けた技術は、現在のプレーにもつながる彼女の財産になった。
「川澄奈穂美を育てた、“世界一のオヤジ”の教育法とは?」より

川澄選手はもともと才能もあったんでしょうけど、自分で考えて動ける選手のようで、そういった自主性はこのお父さんの教育法により培われたんですね。

最近、一般的には学校でも家庭でも会社でも、教えすぎる傾向があるような気がします。最低限の学び方と注意点を教えて、あとは本人の自主性に任せて、本人が自分で自発的に楽しく学べたり、練習できたりする環境をつくることが大事ではないかと、この記事を読んで、改めて思いました。

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