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議論がかみ合わないときは、言葉の意味を定義してみる

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先日の「情熱大陸」に、ノマド的な生き方を提唱している安藤美冬さんが出たこともあって、ネット上でノマドについての議論が盛り上がっているようですが、なかなか議論がかみあってないように見えます。そんな中、ノマドについて定義した記事を見つけました。

[を] ノマドの定義がバラバラなので整理してみる

ノマドの意味について、組織と場所を軸に、それぞれが自由か否かで分けて整理してあって、わかりやすく参考になります。

議論がかみ合わないときというのは、たいてい同じ言葉を違う意味で使っている場合が多いので、そういうときは、まずは言葉の意味を明確にして、定義をしてみることから始めることです。

例えば、「マーケティング」という言葉は、ある人は市場調査の意味で使っていたり、ある人はプロモーションの意味で使っていたり、ある人は顧客創造の意味で使っていたりと、けっこう人によって違う意味で使われています。そこで「我が社の場合は、“営業”は“売ること”の意味で使うのに対して、“マーケティング”は“売りやすくすること”の意味で使います」と定義してあげれば、それ以降は「では売りやすくするとはどういうことか」「売りやすくするにはどうすればいいか」というように、話の軸が定まって、議論をしやすくなります。

議論がなかなかかみ合わないときは、まず議論のテーマとなっている言葉について、相手がどういう意味で使っているのか、自分がどういう意味で使っているのか、言葉の定義をどうすれば議論が進みやすくなるかを考えてみるといいと思います。

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