オルタナティブ・ブログ > 点をつなぐ >

触媒のように世の中のいろいろな人やものをつないで変化を起こしていきたいと思っています

自分史は「無限の思い出を秘めた喜怒哀楽の足跡」

»

昨日は、すみだ生涯学習センターで、“豊かな老後のために「自分史」を作ろう”というテーマで、自分史講座の第1回が開催され、自分史活用推進協議会の前田義寛代表理事が講師を務めたのですが、サポートのため行ってきました。参加者の方々は60代から80代で、皆さん意欲的な感じで、全6回の予定ですが、これからどう展開するかが楽しみです。

初回は自分史入門ということで、自分史はどういうものか、なぜ書くのか、自分史をつくることにどんなメリットがあるのかなどの話でしたが、その中で「自分史」という言葉が正式に使われた最初といわれる、歴史学者の色川大吉氏の著書『ある昭和史-自分史の試み』からの引用を紹介していました。

120413jibunshi01

人は誰しも歴史を持っている。
それはささやかなものであるかもしれない。
誰にも顧みられず、ただ時の流れに消え去るものかもしれない。
個人史は当人にとってはかけがいのない生きた証であり、
無限の思い出を秘めた喜怒哀楽の足跡なのである。
この足跡を軽んずる資格を持つ人間など誰ひとり存在しない。

よく、自分は普通の人間でこれまでたいしたことをやってきてないからと、卑下される方がいますが、自分で自分の「無限の思い出を秘めた喜怒哀楽の足跡」を軽んじてしまうのはもったいないなと思います。

終わった後に、東京スカイツリーが近かったので、周辺をちょっと散歩してきました。近くで見たのは初めてですが、さすがに迫力がありますね。

120413skytree01

Comment(0)