「ふんばろう東日本支援プロジェクト」主催のチャリティーイベントに参加してきました
昨日は「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が主催したチャリティーイベント「3.11 縁から絆へ ~ずっと忘れない~」に参加してきました。数日前にこのイベントのことを知り、チャリティーということで、内容もよく知らないままチケットを買って参加したのですが、プロジェクト代表の西條剛央さん、宮本亜門さん、大貫妙子さん、フラメンコギタリストの沖仁さんなど、ステージに出演された方々の熱意と誠意が伝わってくるイベントで、一人でテレビで大震災関連の番組を見ているよりも、よい時を過ごせたように思います。
歌や演奏もよかったですが、個人的には代表の西條さんによるプロジェクトにまつわる話が興味深かったです。特に、被災者の支援をすると決めたら、あとはやるしかないので、できるできないは考えず、とにかくやるにはどうしたらいいかを考えたという話には共感しました。
これは通常のビジネスにも通じますね。大事なのはまず目標を定めて、やると決断して、やりぬく覚悟を持つことです。あとはリソースは何があるかなど現状をきちんと把握した上で、何ができるかを考えて、行動を起こしていくということだと思います。リソースが足りなくてもできることはいろいろあるはずで、その際に重要なのは、自分の頭で考えて創意工夫をこらすこと、協力者を得ていくことです。
西條さんが最近出版された本人を助けるすんごい仕組み」も途中まで読み進めているところですが、どうやって日本最大級の支援組織をつくっていったかが書いてあって、一般の会社などの組織の場合にも参考になりそうです。西條さんが提唱している構造校正主義のエッセンスをぜひ自分の活動にも取り入れたいと思っています。
もう一つ印象に残ったのは、最初に出てきた親子ユニット「CO906.(こころ)」の佐々木心音さんの「微力だけど無力じゃない」という言葉です。この言葉はイベントで歌った「ぼくの願い」という歌の中にも出てきていました。
私たち一人一人の力は微力だけど無力ではなく、集まれば大きな力になるはずです。「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は、その一人一人の力を集める仕組みをうまくつくっているなと思います。
たとえば、プロジェクトが運営するネットショップ「ふんばろう商店」では、被災地関連の商品のほかに、amazon.co.jpとjavari.jpの取り扱い商品を購入できるようになっていて、価格の3~10%がプロジェクトの収益になり、被災地の復興支援に使われるそうです。普段amazon.co.jpなどで買っているものを「ふんばろう商店」で買うだけで、わずかながらでも支援ができるわけです。私も今後書籍などは「ふんばろう商店」から買うようにしたいと思います。