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マーケティングをどう定義するか

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オルタナブロガーの吉政忠志さん坂本史郎さんがマーケティングについて書いていたので、私も便乗して書いてみます。

人によって、マーケティングという言葉に対して持っているイメージや意味、定義がいろいろあります。市場調査や宣伝活動をイメージされる方が多いと思いますが、たとえば、マーケティングの大家のフィリップ・コトラーは「マーケティングとは、製品と価値を生み出して他者と交換することによって、個人や団体が必要なものや欲しいものを手に入れるために利用する社会上・経営上のプロセス」と定義しているそうです。

大切なことは「マーケティング」という言葉を、自分なりの定義を持って使うことだと思います。私が今まで聞いた中で、一番わかりやすくしっくりきたのは、セールスが「売ること」であるのに対して、マーケティングは「売れやすくすること」だという定義です。

大量生産、大量消費の時代が終わり、モノがあふれている現代は、人は売り込まれることを嫌います。だから「売る」というセールスの観点ではなく、「売れやすくする」というマーケティングの観点で考えることが有効です。

マーケティングが「売れやすくすること」だと考えれば、たとえば商品のマーケティングとは、商品の価値を上げること、価格を下げること、魅力をわかりやすく伝えること、売れやすい販売方法や流通経路を考えること、価値のある情報を発信することにより信頼度を高めること……といくらでもやり方が出てきますね。

あなたはマーケティングをどう定義しますか?

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