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4月8日からJapan Film Festival Los Angeles開催

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主に、アメリカのロサンゼルスとその周辺に住む方々向けの情報になりますが、4月8日から、米NPO法人日米メディア協会の主催で、日本のいい映画をアメリカに住む方々に見てもらおうという映画祭「Japan Film Festival Los Angeles」が開催されます。4月7日には東日本大震災へのチャリティも兼ねた「The kick off Charity Live Party」もあります。詳細は映画祭のウェブサイトをご覧ください。

Japan Film Festival Los Angeles - Official Web Site

この映画祭の前身は、2003年に始まったChanoma Film Festivalです。私がロサンゼルスに住んでいたときに、映画監督のすずきじゅんいちさんと知り合ったことがきっかけで、すずきさんが監督した作品の上映イベントとして開始し、その後、上映作品の幅を広げ、規模を拡大していって、2008年から現在のタイトルになりました。2008年までは実行委員として関わり、現在は運営を現地スタッフにまかせてほとんど関わっていませんが、自分が始めた映画祭がこのように継続して開催されるのはうれしいことで、現地スタッフの皆さんには本当に感謝しています。

日本映画を外国の方々に見てもらうことは、日本の伝統文化やアニメなどだけでなく、日本の現代文化に対する理解を深めてもらい、文化交流していく上でも、とても意義のあることです。世界でいくつか日本映画の映画祭は開催されていますが、東日本大震災で日本への注目が集まり、また原発事故の風評被害でネガティブなイメージもついてしまっている今だからこそ、もっと多くの場所で日本映画の映画祭を開催していけたらいいのではないかと思っています。現地に住む日本人、日系人の方々と協力してうまく運営すれば、費用もそんなにかかるものではありません。映画祭の後援として領事館(外務省)や、ジェトロ、国際交流基金などの政府系団体がついてくれる場合もありますが、資金的援助などの実質的な協力は少ないことが多いです。海外への情報発信の意味でも、もっと政府が積極的に関わってくれることを期待します。

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