オルタナティブ・ブログ > 谷誠之の 「カラスは白いかもしれない」 >

人を動かすものは何でしょうか?様々な「座右の銘」から、それを探っていきたいと思っています

24.パズルを解こう!

»

「問題」という言葉は、(辞書に載っている意味は別として)大きく3つの意味で使われています。

  1. 悩み事、やっかいごと、解決すべきことがら。
    (例:「品質低下の問題に対応する」)
  2. ナゾ。
    (例:「さて、ここで問題です。」
  3. 注目を集めていることがら。
    (例:「環境問題」「問題作」)

で、今日のお話は、この中の2.に関係することです。つまり「ナゾ」ですね。 この「ナゾ」、私はさらに2つに分けられると考えています。

  1. 知識がないと解けない問題。
     一般に「クイズ」と呼ばれ、Knowing(知っているかどうか)に語りかける。
  2. 考えないと解けない問題。
    一般に「パズル」と呼ばれ、Thinking(考えているかどうか)に語りかける。

もちろんパズルだって、ある程度の知識(少なくとも問題に書かれていることを理解できるだけの知識)が必要ですが。

で、ビジネスにとっては Knowing も Thinking も重要なんですけど、どっちがより重要かというと、やっぱり Thinking だと思うのです。「○○シンキング」なんて本は掃いて捨てる(失礼!)ほどありますものね。私だって研修をいくつも作ってます。

で、この Thinking は、さらに2つに分けられます。

  1. 論理的に考え、考えを深めることによって答えを導き出すタイプのもの。
     いわゆる「ロジカルシンキング」や「クリティカルシンキング」が必要。
  2. 想像力を働かせ、創造的に考えることによってアイディアを導き出すタイプのもの。
    いわゆる「ラテラルシンキング」や「クリエイティブシンキング」が必要。

これらを鍛えるのは結構難しいです。研修を受けたって、1日やそこらで達人になれるものではありません。研修はあくまでもヒントやコツを伝授するものですからね。

そこでオススメなのが、パズルを解くこと。 ロジカルシンキングを鍛えるためには、クロスワードパズルや数独などがいいですね。 そしてラテラルシンキングを鍛えるためには、ナゾナゾが有効です。 例えば

とればとるほど増えるもの、なぁに?

いつもバレーボールがしたくて誘っている野菜はなぁに?

みたいなやつ。これ、以外にあなどれません。何十問も解いていくと、次第にラテラルな、自由な発想が鍛えられます。ダジャレだっていいんです。

そして、ロジカルとラテラルをバランスよく鍛えられるのが、推理小説の犯人当てです。

みなさん、たくさんパズルを解いて、考える力を養いましょう。

あ、上記のナゾナゾの答え、わかった人はコメント欄で!

Comment(3)