21.遅ればせながら、レジェンド・オブ・ミシカ
もう、1ヶ月も前の話になるんですが・・・
東京ディズニーシーの昼間のショー、レジェンド・オブ・ミシカが去る9月7日に終わりました。開業5周年記念に始まり、8年にわたって我々を楽しませてくれました。
終了を記念して(?)9月のアタマにディズニーシーに行き、1,000枚を超える写真を撮ってきました。その中から厳選した6枚を。レジェンド・オブ・ミシカを知らない人でもわかっていただけそうなやつばかりです。
(念のため。写真の著作権は私にありますが、ディズニーキャラクターのいわゆる肖像権はウォルト・ディズニー・カンパニーにあります。もしこの写真の掲載がまずいようであればお申し付けください)
ちなみに上から、ミッキー、ミニー、ドナルド、プルート、チップ(左側)とデール(右側)、グーフィーです。ディズニーファンでない人には意外と知られていませんが、グーフィーにはマックスという息子がいます。
さて、8年続いたこのショーの千秋楽、9月7日のショーの一番最後の最後のことです。ミッキーは、このショーが終わった時の最後のセリフ「バイバーイ。また、会おうね。」をいつも通り言ってくれました(くれましたってのもおかしい話なんですが)。そうしたらもぉ、周りの一部のゲストたちが、号泣の嵐。わからないでもないです。私もちょっとウルッときましたから。
人はどうして、つくりものだとわかっていながらも、こうも感動できるのでしょうか。いや、そもそも小説や戯曲、映画などの作り物をどうしてこうも求めてしまうものなのでしょうか。
細かいことは抜きにして、そもそも人は「心を強く揺り動かされることを求めている」に他なりません。コメディだろうがホラーだろうが純愛だろうがミステリだろうが、何らかの形で心をゆさぶってほしい、と常に願っているのです。本当は日常生活の中で(ポジティブなことで)心ゆさぶられることが一番望ましい。でもだいたい日常は同じことの繰り返しだから、安全に心揺さぶられるために、小説や戯曲、映画、そしてディズニーパークなどの「夢の世界」に遊びに行くのでしょうね。そして、現実の世界に戻ってくるのです。
世の中、残念なことにネガティブなことで心揺さぶられることもあります。IT系のセキュリティ事故、大地震、大噴火、土砂崩れ、凄惨な犯罪、身近に起きた悲しい出来事、など。それらを少しでも和らげるためにも、例え作り物だとわかっていても、ポジティブに心揺さぶられたいという願望が深層心理の中にあるのでしょうね。
さて、一般的なサービスや物販、そして私の本職である研修業などで、どうやってお客様の心を揺さぶることができるでしょうか。そのヒントは、もしかしたらこんなところにあるのかもしれません。