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人を動かすものは何でしょうか?様々な「座右の銘」から、それを探っていきたいと思っています

いいわけを、しない。

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先日、あるパートナー企業の方にある仕事の依頼をしました。
結局その仕事の依頼は断られてしまったのですが、私はそのとき、なんとなく(しかし、強烈な)違和感を感じました。

パートナー企業のほうも都合はあるだろうし、やりたい仕事、やりたくない仕事、やりたいけど時間がない、予算がない、その他モロモロの理由で仕事が断られるのは仕方ないし、また自身の都合を優先するのは当然のことです。

問題は、断り方だったんです。
まず「できません」とか「やりません」とか、結論から言ってくれればいいのに、とうとうと断るいいわけをすることから始めるんですね。そのいいわけもまさに「いいわけがましい」表現なんです。で、5分ほどいいわけして、最後に「そういうわけで、できれば今回は避けたいと・・・」という、歯切れの悪い断り方をされたのです。

仕事を引き受けるときも、断るときも、状況を報告するときも、謝るときも、まず結論から。
そのあとは、もしあるのなら条件。理由は最後。そして、いいわけをしない。
そのほうがスッキリします。

何かの本で、人の集中力は4分が限界(興味のある内容でも15分が限界)だ、ということを読みました。それを具現化した典型が幼児向けの番組で、すべてのコーナーは2分~4分以内に収まっているのだそうです。
なので、相手に対する報告や謝罪、仕事を引き受ける条件を述べるときや断る理由を述べる場合でも、4分以内におさめることが重要です。そのほうが、相手にとっても自分にとってもいい結果が得られるでしょう。

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