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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

59歳で新規事業として始めた音声配信(Voicy)に挑戦中。企業のシニアチームで音声配信など、やってみたらいいのにな。

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57歳の時に、新規事業開発部という新設部署に異動になって、試行錯誤、悶々としつつ、小さなことはやったものの、さして結果も足跡も残すことなく59歳に。ああ、あと1年で定年退職日がやってきてしまうぜ・・・と思っていたところ、ひょんな流れから、「音声コンテンツ」「音声配信」というものの存在に気づき(上司がひと言アドバイスしてくれたのがきっかけ)、

「あ、その手があったか!」

と目から鱗。

2022年4月の2週間で、調査、インタビュー、企画書作成し、4月末には稟議のための会議に諮って、「半年やってみなはれ」ってことになったのですね。Voicy。

とりあえず、ひとりで全部調べ、ひとりでいろんな会社の人と会話して、いろんな資料や本を読み、「うん、人材育成×音声、やってみよう」となって、予算がついたので、Voicyさんと半年契約してから、放送開始まで1ヶ月。

マーケティング部門のメンバに裏方で支えてもらいつつ、7月にチャンネル公開。

放送内容は毎日、自分で考え、放送プログラムも自分で構成して、早や220回。

これやっていて、だんだんわかってきたことがあります。

1.音声での情報発信、音声での情報収集、とても可能性がある!
2.学びたい人にとって、ながら聴きができるのは便利
3.詳しい学びにはならないかもしれないが、日々の栄養ドリンクとしての価値はあるみたい

4.自分が話すことで、自分自身の勉強、成長になる
5.社員(同僚)と対談すると、その情報は、社内外へのよい情報発信になる
6.社外ゲストとの対談では、番組に幅や深み、バリエーションが生まれる

7.社名を知ってもらえる
8.社内にもベテランの知見を伝承できる

・・・ほかにも色々、大小さまざまな気づき、発見、学び、効果、成果があります。

音声によるマナビって結構親和性が高いように思います。
まだまだ研究の余地がある。

さて、

今、バブル世代、あるいは、団塊ジュニア世代の人口がどの企業でもボリュームゾーンとなっていて、ミドルシニアの活性化とか活躍の場が課題になるケースもあると聴きます。

私が取り組んでいるような情報発信(音声に限らず、Youtubeなどの動画でもよいでしょうし、ブログのようなものでもよいと思いますが、とにかく、自社のオウンドメディア的な発信)に、そういうミドルシニアを動員するのって、十分ありじゃないかと思うのです。

「働かない●●さん」とネーミングまでされて結構肩身の狭い想いをしやすいミドルシニア層。
でも、長年働いてきた中で、経験、知識、度胸、人脈、あるいは、視座視点など、若手とは異なる強みもあろうかと。

そういうミドルシニアが、情報発信をし、企業のブランディングに寄与したり、社内の後進育成の支援に繋がる知識や知恵の継承を図ったりするのって、ありなんじゃないかしら。

・・・・・・・・・私は、当初、「57歳で新規開発部、マジかよ!?」と思ったのですが(って、これ、上司や経営層にも伝えてあるので、ナイショ話ではなく)、シニアだからこそできることってのもあるなぁ、と、Voicy開始から10カ月経って、そんな風に思っています。

ミドルシニア、どうしよう?と思っている企業があったら、Voicyの法人チャンネル、おススメですよ。なんだったら、どうやって立ち上げたか、アドバイスもできます。
もちろん、私の場合の話しかできませんが。

昭和世代の活躍の場、そんな風に設けるのも悪くないと思います。


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トレノケート法人チャンネルのこと(Voicyさんからの取材記事)
https://note.com/voicy_design/n/n6ed5259f23e3

最新放送(as of 2023/05/15)  https://voicy.jp/channel/2943


★カテゴリー別放送一覧(キャリア編
https://blog.trainocate.co.jp/blog/voicy_career_013

★カテゴリー別放送一覧(新入社員、若手社員育成編
https://blog.trainocate.co.jp/blog/voicy_graduate_013


★最近、とても反響の大きかった放送たち★

・キャリアには、アップもダウンもない


・#201 入社後に学ぶ環境が整っている日本と即戦力を求められるため就職を目指して猛勉強する韓国。

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