厚労省「職場における学び・学び直しガイドライン」(2022年6月発表)を読む
2022年6月末に厚労省が
「職場における学び・学び直しガイドライン」
を発表しました。
「学べ」
「学び直せ」
そのために、どうすればよいのか、をこれでもか!と詳細に書いてあるガイドラインです。
どのくらい詳細かというと、どの項目にも「具体例」がばちーっと書いてあるくらいに詳細なのです。
まず、冒頭で
「もう変化激しい時代だし、働く期間はうーんと長いわけだから、どんどん学び、学び直していかないと生き残れないよ!」
ってなことが書いてあって、
「自律的主体的に学ぶんじゃよ」
と何度も何度も繰り返し述べているのですが、
いいなと思うのは、「労働者だけの責任じゃない」というニュアンスも強調されている点です。
企業がどういう環境を整え、どう支援するのか(時間的、経済的など)も記載、
また、一番大事なのは、
「労働者の自律的主体的な学びを支援するのは、労働者の身近にいる管理職じゃよ」
と強調もされています。
管理職、ちゃんと部下の学び・学び直しに伴走しなさいね、って感じです。
で、その具体例として書いてあることが本当に細かい。
6.現場のリーダーの役割、企業によるリーダーへの支援
を読むと、
こんな風に書いてあるんですよね。
〇定期的な1on1ミーティングの実施などにより、個々の労働者との双方向のコミュニケーションを行う。
〇面談に当たっては、労働者の話に耳を傾け、労働者の気持ちに寄り添い、受け止めることで、労働者が現状を自ら振り返ることができる環境を整える。
おおお、って思ってしまいました。
「定期的に1on1をやるんじゃよ」
「その時、話を聴き、気持ちに寄り添い、受け止めるのじゃよ。上司の考えを伝えるんじゃなくて、部下が自ら振り返ることができるように支援することがポイントじゃよ」
って言っているんですよね。
このガイドライン、企業側の施策、管理職がすべきこと、ひとりひとりの労働者が取り組むべきこと、そして、公的にどういう支援、サービスがあるかといった各方面から詳細に書いてあるので、読んでみることをお勧めします。
なお、文字だらけの資料なので、「うわー」っと思う方もいらっしゃるかも。
ということで、Voicy(音声配信)で解説しました。
また、1on1ミーティングの例も紹介しているので、2つリンク貼っておきます。
★「チャンネルフォローもよろしくね♪」(とYouTuberが連呼する理由が最近ようやく理解できました)
こちらは、1on1の一人ロールプレイ再現。