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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

人生100年時代とキャリア自律を考える(+セミナーやります)

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人生100年時代という言葉はもう当たり前に聴かれるようになりました。
実際、私の周囲でも、100歳超えの方の話はたくさん聞きます。

私の母方の祖母もあと3週間で100歳という歳まで生きました。もう亡くなって20年経ちますが、その頃にすでに100歳が親戚にちょいちょい誕生していました。

定年は60歳のままで制度変更していなくても、65歳までの雇用義務、70歳までの就業機会確保がんばれ、と法律も変わっていて、会社に勤めるかどうかは別としても、70歳80歳まで働くというのはもはや当然という時代になったのですね。

「何歳まで働かせるんだ!」という憤怒の声も聞こえますが、
「じゃあ、65歳から35年間、何をしたいのか?」と聴かれても明確に答えられる人はそんなに多くないのではないかと思います。

お金の問題だけでなく、何かしていないと1日が長くて仕方ない、生きがいを求める、とにかく、居場所を作りたい、といった自分を容易に想像できます。


職業期間がどんどん長くなっていくと、キャリアにも転機が度々訪れるようになります。そこで、キャリアの支援ができる役割も求められ、これ、ちゃんと国家資格化しようと生まれたしのが「キャリアコンサルタント」です。


朝ドラ「おかえりモネ」で、気象予報士を目指すモネに医師・菅波がこんなことを語りかけたシーンがありました。

「人の生活、命に関わるようなものが国家資格になっている」
(正確じゃないけど)

キャリアコンサルタントも、人の生活、命、生きる、ということに関するものなので、国家資格になったのですよね。


私は2016年資格化初年度に取り、この資格5年に1回更新なので、更新講習も必要単位を取得し、2021年1回目の資格更新を終えたところです。
いま、日本には6万人ほどの国家資格キャリアコンサルタントが誕生。毎年増えています。

キャリアは老若男女誰にとっても自分ごとで考えるべきものとなりました。


さてさて、お知らせです。

キャリアを考えるセミナーを開催します。

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◆2021年11月30日(火) 14:00-16:00 

事例で学ぶ!キャリア自律の実現 ~人生100年時代のキャリアづくり~
【女性活躍推進法2022年改正を控えて】


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◆オンライン(Zoom)

◆無料

◆スピーカー

●菊入みゆきさん (モチベーション研究者)
●有賀薫さん (スープ作家)

私がファシリテーションします。

詳細は、コチラから。

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キャリアにアップもダウンもなく、どこか高見をめざすようなものでもなく、(第一、キャリアの高見ってなんだ?)
100年生きる時代、「自分らしくある」が一番大事なんじゃないかと思います。

私は時々、「バリキャリ」と言われる(私なんかが言われるので、びっくりするのですが)ことがあり、非常に違和感があって、「バリキャリじゃねぇー」とべらんめえ調でいつも反論しているのですけれど、「好きなことを続けていたらここに来た」という風に私には見えるお2人と私の3人で、キャリアづくりについて、楽しくわいわい語ろうかと思っております。

有賀薫さんの簡単スープ講座もちょいと入りますよ。お楽しみに!

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