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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「新しい生活様式」時代のマスク狂騒曲

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SHARPのマスク。

運試しのつもりで登録していますが、2回目までは落選です。700万人近くの応募があったそうですね。

マスクにこれほど日本人が、世界が熱狂したことがあったでしょうか。

さて、それはさておき、私、花粉症に備え、2019年12月初旬、Amazonで見つけた「不織布マスク」(50枚入り×4箱=200枚)(※1)を購入してあったので、当初、さほど困惑はしませんでしたが、やはり、毎日消費していくと、不安も募ります。

人間って面白いなーと思うのは、「どんなもんでも売っているんだから買えばいい」という大量消費時代においても、「マスクがないなら、作ればいいじゃない」と制作し始めるのですよね。

うちの母も大量に作成して、勤務先にも寄付してくれました。(私も愛用しております)

(写真:母80歳作成の立体マスク(例))

ますく.JPG

マスクの効果については話が二転三転していたのも面白かったです。

「症状がある人がつけるものだ。無症状の人には不要!」とか、
「無症状の人がしていると、不潔な分だけかえってキケン」とか、
「いや、顔を触るリスクを減らせるから、無症状の人でもマスクしているとそれなりに予防効果はあるかも」とか、
「いやいや、無症状陽性者というのがいるので、マスクはしていたほうが人に移すリスクを減らせるんだ」とか、
「とはいえ、不織布マスク、使い捨てるんだよ、洗って再利用は効果ダウン!」とか、
はては、
「マスクは、おまじないなんだ!」説、とか、いろいろ出てきました。

「マスク=おまじない」というのは、結構いいところをついているなぁと思いました。


だって、以前も書きましたが、「マスクすることには必死の割に、手洗いしない人、本当に多い」んです。

マスクは見た目でわかるから、「安心」してしまうんでしょうね。

さてさて、そんなわけで、「手作りマスク」に話は戻しますが、「不織布ほど効果ないし、やってもやらなくてもいい」「意味ない」とさんざん言われたものの、#アベノマスク(※2)が配布されることになってから、「布でもいいんだ」「しかも洗って何度も使ってねって国も言っているしな」ってな感じになってきて、庶民は一層勢いよくマスク作りに精を出すようになった気もします。

ここまでは、予想を裏切らない展開ですが、そこから先がちと面白い。

最近ネットで見かけた手作りマスク。

1.麻なので、風通しもよく涼しいですよ。← え?
2.リバーシブルなので、お洋服に合わせて両面、どちらも使えます。←え?ええ?

もう、感染症予防とか、感染症対策から一歩も二歩も、いやいや、1000歩ほど先に行ってしまい、

ザ ・ フ ァ ッ シ ョ ン !

いいな、この感じ。

自粛自粛でつらい毎日(結構ストレスたまりますよね、体脂肪もたまりますが)ですが、マスクde遊ぼう!という発想は、それはそれで楽しい。(予防効果は別に議論しなければならないでしょうけれど)

人はたくましい。

パンがなければケーキを食べればいいじゃない、ではないけれど、
不織布マスクが手に入らないなら、自分で作ればいいじゃない、となり、
自分で作るだけじゃ楽しくないから、おしゃれにしましょうよ、となり。←イマココ。

この後は、真夏に向けて「涼しいマスク」とか「涼感マスク」とか「あせも防止マスク」とかいろいろ発展してくると思います。秋冬マスク、とか、マスク専用チャーム、とか、取り換え可能なゴムとか。「カラフルですよぉ~、ゴム変えるだけでムード一変!」とか。


電車の中でもいろんな手作りマスクを見るのが結構楽しいものです。

「お!」という作品を見かけると目で追ってしまうことも。

ちなみに、わたくし、本日は、チェックのマスクをしております。Yシャツの生地なのかな。

今日もマスクで頑張りましょう。えいえいおー。


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(※1)購入履歴を見たら、200枚で1106円でした! たったの1106円。大量に買っておけばよかった。後の祭り。後悔先経たず。

(※2)2020年5月8日現在、練馬区の我が家には到着せず。

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