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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

マスクして、手を洗わない人々。

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マスク、どこにも売っていませんねぇ。3枚入りくらいのを数日前に見かけましたが、残り3-4セットくらいでした。若いカップルが買っていたようです。

私は花粉症もあって、3-4月はくしゃみが止まらないなることがあり、冬から春まではマスク愛用なのですが、そろそろなくなりそうです。

WHOも厚労省も、「症状がない人はマスクしなくても大丈夫」とか「症状なければ、マスクしないで」とか、いろんな言い方をしているようですが、「あれはおまじないのようなものだから許して!」などとツイートしている人も見かけて、確かに、「マスク」って目に見えるから、「やっている感」はあるよね、と思ったりもします。

一方で、手洗いです。

あれほど、WHOも厚労省も政府も感染症専門医も「手洗い!手洗い!」、できれば、20秒、もっと長いほうがよい、とか、指の間やつめの先、手首まで石鹸で丁寧に洗って!とか、ちゃんと乾燥させるんだよ!とか言っているにも関わらず、こちらは、「見えない」ためか、丁寧に手を洗っている人をみることはありません。

マスクはしているが、手を丁寧に洗ってはいない、という方が多い印象。(個人の感想です)


たとえば、ビルのトイレ、出かけた先でのトイレなどで他の人をなんとなく観察していると、指先だけ水をつけて、ちゃっと出ていく方、右手だけ水にぬらして終わり、という方、などなど。石鹸で十分に泡立てて、2-30秒も洗う人は、ほとんどいないような気がします。

「マスク」は目に見えるけど、
「石鹸で洗って手をきれいにした」ということは目に見えない。

この違いかもしれません。

今回は、「手洗い」「手洗い」としつこく言われるので、どういう仕組みなのか、どういう理由なのか、いろいろ調べたり、いくつかの文章を読んでみたりしましたが、要は、不潔な手で顔を触るのがいけないってことなんですね。

そして、それを知って以来、自分が1日中、どれほど顔を触っているか、が急に意識に上るようになってきて、まぁ、触っていること、触っていること。

いろんなところを手で触っています。

2年くらい前にひどいインフルエンザにり患したのですが、その時、「マスクしていたのになぁ」と思ったものですが、手洗いしてないことが大きな原因だったのかも、と今なら納得です。

最近、家に入ると石鹸で手洗い、何かすると石鹸で手洗い、と1日中、何度も手洗いしているので、どんどん手が荒れてしわしわになってきましたが、り患のリスクを少しでも減らせるなら、と自分ができることを頑張っております。

ところで、神経過敏になっているので、最近、近距離で話す人が気になって気になって。

なんで、こんなに近づいて話すのだろう?と距離の取り方が自分の予想を超えている人に出会うと、つい、一歩下がってしまいます。

一歩下がっても、距離感が自分の感覚と異なる方は、一歩また近づいてこられるわけですが。

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欧州の状況を見ていると、対岸の火事というわけにもいかないのだろうという危機感を覚えますが、今、花見シーズンになり、世間はちょっとのんびりムード。

早く収束することを祈りながらも、せっせと手を洗う。手を洗う。

※厚労省 「手洗い

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593494.pdf

このポスターはあちこちで見かけるけれど、「手洗いがどう予防につながるのか」をわかりやすく書いておけばいいのにな、と思います。

ただ「手洗い」と言われても、「やってるし」と思う人もいるだろうし、理屈がわかれば(その恐怖も理解できれば)、もっと手洗い活動は広がるのではないかしら?

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