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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

シニアだって褒められると嬉しい。

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「3分間、ひたすら褒める」というワークをしたことがある。これは照れくさい。褒めるよりも、褒められるほうが照れくさい!

褒めるほうは照れくさいというよりも、褒める箇所を見つけるのが難しい。

褒める箇所を見つけようとする。見た目に言及するのははばかられるので、その人の言動をよく見て、言う必要がある。たくさん褒めようと思うと、ちょっとしたことを取り上げて、具体的に言うことになる。


「●●さんがさっき××って言ったけど、その視点は、私にはないものだったので、すごいなぁと思った」
とか
「●●さんが××をしてくれたのがとても嬉しかった。配慮がある方だなぁと思った」
とか、
具体的な理由を挙げて、最後に「すごい」「素敵」「私にはできない」などと言う。

ワークの一環なので、場合によっては、(心からそう思っていなくても)口先だけで言っている可能性もあるのだけれど、でも、全く記憶にも残らず、なんとも思わなかったことについて言及するはずはないので、多少何か心にひっかかった出来事について触れているはず。

「すごいなぁと思った」「私にはできない」などなど言われてみると、「そういう視点で褒められることは普段ないけれど、そういわれると嬉しいな」と思ったりはする。

とはいえ。

褒められるのは照れくさい。堂々と胸を張っているのもなんだかおかしいし、だからといって、いちいち「いえいえ、とんでもない」「いえいえ、滅相もない」と全否定していても、褒めてくれる人に失礼だ(ワークなのだし)。

だから、たいていの場合、だれもがもじもじと身をよじらせて、顔が熱くなり、照れ笑いを浮かべながらワークが終わるのを待つ。

・・・「あー、恥ずかしかった」と言いながら、怒っている人は皆無で、皆、にやにやしている。

つまり、人は、褒められると嬉しいのだ。

そう、嬉しい。(素直にそう言わないかも知れないけど、嬉しい)

というわけで、

シニアも人を褒めてみましょう、シニアのことも褒めてください、ってなことを書いてみました。


褒められ慣れていないシニアが気負わずに「褒める」方法

よろしくお願いします。

あまり読まれていないようなので、Clickしていただけると嬉しいです。(←褒めるのに匹敵。笑)

おかげ様で日経Biz Gate「愛されシニア」。1年続きました。もうちょっと続くようです。感謝感謝。

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褒めるといえば、この本は、珍しく「誉め言葉」だけに特化した本で、面白かった。

・・と思って検索したら、「あらー、今って、こんなに褒める本が出ているのね!」と「褒め本」の多さにびっくり。

以下は、元祖の1冊だと思う。

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