第4回練馬こぶしハーフマラソン。ハーフのハーフだけ走りました!(要は、途中で強制終了)
2018年3月25日(月)、第4回練馬こぶしハーフマラソン、出ました。4回連続4回目。
今回、練馬区民枠は抽選で、くじ運がない私は当然落選。ネットで瞬殺される一般枠に応募し、エントリー権を獲得しました。11月ごろのことです。
練馬区光が丘公園をスタートして、主要幹線道路を走って、また光が丘公園に戻るという21kmです。(この幹線道路を走れるというのが売りらしいです。運転しない私には、ありがたみがわからないのですが、笹目通り、目白通り、環八、川越街道などを走れるのがワクワクすることのようです。)
さて、1月から3ヶ月みっちり練習して、今度こそ、自己ベストを!と思っていたわけですが、結論から申しますと、12.6㎞でレース終了です。
今から言い訳します。
1月はインフルエンザで2週間倒れており、その後も体調が回復しないまま過ぎ去って行きました。
時を同じくして、1月から3月(現在も)まで、父の介護に奔走し、毎週末のように町田の実家を往復しておりましたので、ウォーキングすらできない状況でした。
そんなわけで、ほとんど練習できないまま当日を迎えたわけですが、暑いじゃないですか、暑かったじゃないですか?昨日。
昨年は、最高気温5℃だかの氷雨の中のレースでしたが、昨日は8時スタート時に既に10℃はあったような・・。1時間もしたら14-5℃はあったような。
練習不足な上に、チョー暑い。10kmまではなんとか行ったのですが、第4関門(12・6km)<1時間34分>に1分ほど間に合わず、そこでレース終了です。
練習不足なので、10km超えたあたりから脚が動かなくなり、あ、こりゃ無理だな、ゴールできないな、とは思ったのですが、自分からリタイヤするのもなんなので、前進し続けました。
第4関門が150mくらい先に見えた時点で、ロープを引っ張っているような様子がうかがえ、ま、時計も関門時間を過ぎたところを示しているし、ダメだなーとはわかったわけですが、期せずして、
「箱根駅伝、鶴見中継所で、襷を渡せなかった選手」
みたいな気分を味わえました。
自衛隊練馬基地の近辺で脚止めされ、次々と同じ運命の市民ランナーがやってきて、道端に集められます。5-60人いたかな。(第1~3関門までにアウトだった人もいたはず)
「バスが来るんで、乗ってくださーい」とスタッフに言われ、
しばらく待つと警察車両に先導されたバス。
粛々と一人ずつ乗り込みます。車内は静かで、皆、うなだれていました。
「ショックなんだなぁ」
とよく見ると、全員、眠っているのです。
そりゃそうだ。
8時スタートのこのレース、7時前に会場に入ろうとすると、5時には起きなきゃならん。(地元でも)
私は4:40に起きて、朝ご飯食べて、6時半には家を出ましたが、眠いのなんの。
うなだれているんじゃなくて、眠っていたのも頷けます。
完走すると特製バスタオルと「すずしろ汁」プレゼントがある、というわけで、完走しないし、収容バスだし、バスタオルはまだしも、「すずしろ汁」もダメか、お腹空いた、とがっかりしていたら、バスを降りたところで、一人ずつ、「すずしろ汁 引換券」がもらえました。
収容バスの分際で、すずしろ汁なんか配給してもらってどーもスミマセン!と心の中で詫びながら、温かい「すずしろ汁」の列に並んだのでした。ああ、今年は美味しい!(バージョンアップしている)
ところで、スタートから1kmもしないところで、周りがざわついたので、何?何?と思ったら、たぶん、最後尾からスタートの谷川真理さんがさっそうと追い抜いて行きました。スリムでカッコ良い後ろ姿でした。
また、後で知ったところによると、神野大地さんが1時間5分で1番でゴールしていたとか。
私が12.6㎞を1時間36分くらいかけて走っているのに、神野大地さんは、21㎞を1時間ちょいで走り終えているわけです。
同じ人間とは思えない。
ところで、
今回のレース、スタート位置の変更、関門の増加(昨年が5ヵ所、今回7か所)、関門時間の見直し、などがあったのですが、色々と裏目に出た気がしました。へっぽこランナーの分際で評論するのもなんですが、自分のためにも書いておきます。
1.スタートしているのに動かない!
A~Hブロックまでで、Hブロックでは先頭にいた私が、スタートを踏めたのが6分26秒です。Hブロックには数千人がいたはずで、一番後ろだったら10分はかかったのではないかと思います。昨年は、5分でスタートを切れていたので、今年は一層時間がかかっていたようです。なんせ、号砲が鳴ってから2分ほど全く動かなかったんですよね。数歩くらいしか。
スタートの道幅が狭すぎるせいだと思うのです。たしか、第1回は、路上スタートだったのですが、来年から路上スタートにまた戻せばよいのに、と思います。
2.関門が厳しすぎる!
上記が影響するのですが、昨年、比較的スムースにスタートを切れたため、関門時間が再設定されたようで、だいたい5分程度短くなっているんですね。ところが、スタートに時間がかかったので、結果的には、「チョー厳しい関門」ということになりました。
たとえば、第1関門は、5.2㎞(43分)<2017年は、5.3㎞(48分)>。
最初に6分半ロスしている私にとっては、5.2㎞を35分で走らねばならず、結構きつかった。
(いや、7分/kmくらいで走れよ!と突っ込まれそうですが、どうもスミマセン)
もう少し関門は緩くしたほうが、完走率を高められることでしょう。(その分、スタートを7:30にしてもいいわ)
3.関門の表示がわかりづらい!
だいたい、関門が気になるようなへっぽこランナーは出場してはあかんのかも知れませんが、とにかく、7つもある関門の内、1つ目は「ここか?」という小さな看板のみ(時間表示なし)。2つ目はとしまえんのあたりのはずなのですが、とうとう目に入らず。
こんなに分かりにくい関門、初めてです。(他のレースは、時間の電光掲示も出ているので、遠くからわかる)
4.給水所の悲劇!
4kmごろに給水所が設置されており、水とポカリウェットの2種類。
繰り返しますが、高気温だったのです。そして、悲劇は、2つ目の給水所で起こりました。
なんと、紙コップがない!と騒いでいるのです。
前のランナーが紙コップを人に渡しているので、どんな友情なんだ?と思ったら、紙コップが不足していて、飲み終えたカップを次に来る人にバトンタッチしていたのです。手の平に水を受けている人もいます。
私は、ゴミ箱からキレイそうな紙コップを拾い、水を入れてもらいました。
なんだこりゃ!と思っていたら、さらに、12km地点では、完全に紙コップ切れになっており、
「手を出してくださーい」
と言っているわけです。
両手を丸めて、そこにポカリを入れてもらい、飲みました。でも、全然足りない。暑い、水は手から漏れる。止まっていると関門が迫る。
もうダメだと思い、進みました。
手のひらに水を入れてもらって飲む。
目の前で関門のロープが張られるのを見る。
収容バスに乗る。
皆うなだれる。
最後に「すずしろ汁」を飲ませてもらえる。
・・・・囚人になった気分でした。
それにしても、毎度思いますが、マラソンは、格差社会を味わえます。
先頭ランナーは、さっそうと進み、1時間くらいでゴールに戻ってくる。
へっぽこランナーは、給水では紙コップがなくて、関門と常に闘って、負けると収容バスに。
泣ける経験です。(でも一度乗ってみたかったので、収容バス、楽しかった)
ところで、13kmしか走らなかったので、今日は筋肉痛がひどくなく、しゃがむことができます。
来年は、ちゃんと練習して、「関門?何それ?美味しいの?」と嘯くようなランナーになっていたいと思います。
沿道では、応援が途切れることなく、練馬区民、素晴らしいなと思います。
ボランティアスタッフは、シニア層が多いのですが、私も、60代になったらボランティアスタッフ、やりたいな。
皆さん、笑顔で声をかけてくださいました。
ゴールした(してないけど)、光が丘公園では、何かのイベントをやっていて、
タダでタニタの血圧計をもらえたり、防災トイレットペーパーをくれたり、楽しく小一時間を過ごし、帰宅してもまだ12時でした。
来年も頑張ろう。
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マラソン大会の際、いつも手に握りしめることにしている「関門メモ」。
第3関門が1分前だったので、もうダメだなーと諦め、歩いたのがよくなかった。
とはいえ、10km過ぎから全く脚が上がらくなったので、これが限界だったと思われる。
色々と、各方面、どうも申し訳ありません。