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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

子ども心に・・・・。

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以前もどこかで書いたことがあるのだけれど、小学生の時、

「前田硝子商店」
「鈴木障子商店」

なんて看板が町中によくあって、それを見るにつけ、

「女性社長が多い街だなあ」と感心していたのであった。

昭和40年代の思い出だ。

当時住んでいたのは、埼玉県北本市という、その時代はまだまだ郊外も郊外。

「東京には、新宿という町があるらしい」と同級生と噂してはあこがれていたような、そんな土地柄なのに、

「前田硝子」さん、「鈴木障子」さん、(どちらも”しょうこ”さん)という女性企業家がいっぱいいる、先進的な土地柄だなあ、と思っていた。10歳のころね。

これが、「ガラス」や「しょうじ」という意味だと知ったのは、その町を離れて、町田市で中学生になった頃だったのではないだろうか。

さて、

この間お会いした女性がこんなことをおっしゃっていた。

父方の祖母、母方の祖母。どちらも「としこ」さんとおっしゃったらしい。

「わたし、どっちのおばあちゃんも”としこ”だったから、私も今は、”●●”という名前だけど、おばあさんになったら、”としこ”になるんだあ、と思っていたの」

・・・・・・・

ああ、わかる、わかる。

子どもってそんな風にあれこれ、無い知恵絞って、少ない知識の中から、考えたり、悩んだりするよねー、なんて。

日本国中、女性がある一定の年齢になったら、「としこ」になる、って、面白い妄想。

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