利害関係がほとんどない、ゆるーいつながり
昨夜(2011年8月12日)は、昨年まで行っていた連載「日経BP朝イチメール」の読者さんとオフ会があり、池袋でカレー食べたり、カクテル飲んだり、大笑いしたり、の楽しい夜を過ごしました。TwitterやFacebookで呼びかけて集まったメンバは、私含めて10人。
年齢も性別も住まいも(なんと、四日市や岡崎からもこのためだけに泊りがけで来てくださった方あり)仕事も異なる面々が、とにかく、楽しく談笑。
職場の呑み会というと、どうしても、「会社が」「上司が」という話に流れがちですが(それが愚痴っぽいものでなかったとしても)、今回のように「ある連載を書いていた人と読んでいた人」というただ一点だけでつながっているというのは、ゆるい、ゆるい関係なので、仕事の話になんか絶対にならない。
じゃあ、共通の話題がないか、というと、皆さん、話題豊富なので、あれこれテーマは飛ぶものの、途切れることのない会話と笑いと笑い過ぎての涙の連続で。
とにかく、命の洗濯ができました。明日から頑張ろう!と元気出ました!(皆様、ホントにありがとうございます♪)
年齢を重ねれば重ねるほど、あっちにもこっちにも利害関係が複雑怪奇に絡み合い、「ただ、ふつうにお食事を」という場を作るのも難しくなるような気がします。
社会的地位(というものがあるとするなら、たとえばソレ)とか、仕事とかそんなこと全然無関係に互いに突っ込み合えるって、いいなあ。
それで思い出したのは、2年ほど前の高校時代の同窓会。
海外出張が多い、ヨーロッパだのアメリカだのなんだか各国に出張しまくっている、という男性に、隣にいた同じクラスの男性がポツリと。
「お前、スゴイなぁ」
「別にスゴくねぇよ」
・・・・
『あ、同級生同士で、褒め合っちゃうという展開?』と耳をダンボに聴いていたならば、次のセリフにお腹よじれるほど大笑い。
「いや、スゴイよー。世界中出張しているんだろう?」
「仕事だからなあ」
「すげーなー。だって、世界中の機内食、食ってるんだろ?すげーよ」
・・・・
そこ? そこかよ?
いいなあー、同級生。
件の彼。いつもなら、「世界を股にかけてのご活躍ですね」などと言われて、時にはちやほやされることもあるやもしれず(いや、ないかもしれないけれど)、それが、同窓生の手にかかると、
「すげー、だって、世界中の機内食、食ってるんだろ?」
となってしまうわけです。大真面目にそう言われて、苦笑してましたっけ。
仕事関係ではないコミュニティ。
同窓生。
こういう「利害関係がほとんどない、ゆるーいつながり」は、中高年ほど大事にしないといけないかも。
なんせ、ベテランだったり、ポジションのある人だったりすると、すぐ、「裸の王様」になれちゃうから。
私は、「すげー、世界中の機内食、食ってるんだろ?」と言ってくれるような友をたくさん持っていたいと思うのでした。