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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

部長を「クン付け」で呼び、ため口だった先輩を想う

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休日なので(何が”なので”?)、ゆるゆるな話を。

最初に入社した会社がDECという外資系でした(現在、HP社になっています)。外資だったことも影響していると思うのですが、コミュニケーションのスタイルがかなりラフだった気がします。

とはいえ、20代のぺーぺーは、部長や課長、リーダーですらも「雲の上」の人でした。話す際はとても緊張したものです。敬語にも十分気を付けて会話しました。

今思えば、課長35歳くらい、リーダー28歳くらい。なんてことない年齢ですが(というのは、私がとっくにその歳を通り過ぎたからの感想ですけれど)。

で、その雲の上の部長や課長を「クン」付けしたり、ため口だったりする女性の先輩が多数いらしたのですね。

「●●クン、これ、どうなってるの?」
「××さん、あの件、早くしてねー。」

その女性たちも同等の部長、課長、というのならわかるのですが、職位は異なっていることも多くて、ただひたすら、「スゴイなあ」と思っていました。「私の上司とため口の女性があの部署にはいるよぉ。迫力あるなー」と思ったものでした。

あれから20年以上。

今ならわかる。

部長も課長も、戦友のように長い時間を共に頑張ってきた仲間。
あるいは、部長も課長も20代のぺーぺーの時から知っている間柄。

だから、クン付け。
だから、ため口。

なんてことはない。

あの先輩の女性たちが格別凄かった、パワフルだったから、なのではなく(いや、それもあるでしょうが)、ごくごく自然のコミュニケーションだったのだなあ、と。

かくいう私は、勤務先での社歴は最長の域に到達し、20代のころから知っている部長、課長・・。さすがに「クン付け」はしませんが、公式の場では「ですます」で話すものの、普段は、「ため口」です。

こーゆうことの一つ一つが、若者から見ると、「お局さま」現象なのでしょう、きっと(笑。

=======オマケ=======

年齢差って、絶対的ではなく、相対的ですよね。

5歳と18歳なんて、幼児とオトナ。

22歳と35歳でも、ものすごーく大きな隔たりがある。

35歳と48歳も、13歳違いだけれど、かなり近しい感じになってくる。

48歳と61歳だったら、もう完全に「仲間」な感じ。


年齢差だけではなく、比率?(なんだ?)みたいなものが、コミュニケーションに影響するんですねぇ。

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