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「ITプロマッチ」は「フラットでオープンな社会」を実現する!!(PART1)〜ITプロマッチへの道(その14)

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「ITプロマッチへの道」の14回目となります。

第1回目から10回目までは日本国内のIT業界の問題点とその変化の可能性及び処方箋について語ってきました。
そしていよいよ、11回目からはIT業界を変える起爆剤となる!「ITプロマッチ」という新たなプラットフォームについて紹介しつつ、このプラットフォームを使いながらIT業界を変えていく方法について話していきたいと思います。
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ITプロマッチサイトのURLアドレスはこちら
https://it.pro-match.jp

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今回のテーマは「フラットでオープンな社会」の実現についてです。

ここまで、現在のIT業界の下請け多重構造ピラミッドは、大手Sierの需要調整弁のために、その中で働くIT技術者の就業環境や待遇を劣悪化し、またシステム構築を発注するユーザー企業にとっても余計な経済的コストを支払う「悪しきシステム」であると説明してきました。

「ITプロマッチ」によって、その階層を取っ払い、中間マージンを排除して、ユーザー企業のプロジェクトとITのプロフェッショナルが直接つながれば、お互いに最大の効果を発揮します。

それがIT業界における「フラットでオープンな理想の社会」となります。

「フラットでオープンな社会」では今までの「ピラミッドでクローズドな社会」にはなかった次のような5つの特徴があります。それらに対して、ITプロマッチが既に実現している機能などをあわせて紹介します。

1.「誰でもエントリーできる」

2.「公平に機会が与えられる」

3.「自己責任の原則」

4.「社会が評価する」

5.「競争原理」

1.「誰でもエントリーできる」

「フラットでオープンな理想の社会」はIT技術者であれば誰でもエントリーできることが重要です。

現在のIT業界は、以前の回でも話したように、IT技術者の所属する会社に依存したエントリー社会となっています。大手SierのIT技術者は大手Sierが受注する主にユーザー企業のシステム案件の仕事ができますが、中小のIT企業は、ほとんどの場合、仕事は選べません。下請け多重ピラミッド構造の中で上から与えられたシステム案件の一部の業務へのエントリーしかありません。またフリーランスのIT技術者であれば、さらに自分のスキルが活かせないレベルの低い仕事も受けざるをえません。

このように中小、フリーのIT技術者はユーザー企業の直の案件などの本当にやりたい案件にはエントリーできないのが現状です。

まずITプロマッチが提供する「フラットでオープンな社会」では誰でもネットワークにエントリーできます。フリーランスであっても会社の規模が小さくても、また副業をもっていても、ITプロマッチが提供する環境に、PCとネットワークがあれば、「誰でも」「いつでも」「どこでも」エントリーしてアクセスすることができます。

具体的にはITプロマッチには、連絡用の「メールアドレス」さえ持っていれば、無条件で誰でも会員登録できます。会員登録する際に、身元審査などは一切ありません。また会員登録には手数料なども一切かかりません。登録料もそして利用料も無料です。ITプロマッチへのエントリーは全ての人にとってフリーでそして簡易にできるよう設計されています。

またITプロマッチは基本的に「匿名制のネットワーク」です。会員登録時に個人名や会社名を登録はしますが、サイト上は一切表示されません。

プロフェッショナルやプロジェクトは自分で初回に登録した「ニックネーム」のみで、マッチングの応募、依頼などのやりとりができます。

このようにプロフェッショナルとプロジェクトの名前を匿名にしたのは、互いのプライバシーに配慮したためです。

その後、応募や依頼が承認され、「マッチング交渉中」の段階になると、プロフェッショナルとプロジェクトの当事者同士のみでのメッセージ交換機能が解放されます。またプロジェクト側からはこの段階で、プロフェッショナルのレジュメが初めて見る事ができるようになります。

ただその段階(マッチング交渉段階)にいくまでは、匿名での情報閲覧となります。

2.「公平に機会が与えられる」

誰でもフリーにエントリーできる「フラットでオープンな社会」では、登録した参加者全員に、マッチングの「機会」が公平に与えられます。

先ほど話したように、現状のIT業界では、この「機会の公平性」が著しく損なわれています。

例えば日本全国、どの企業にどのようなシステム案件があるのかがわからないため、IT技術者にとって、その機会を得る人はほんの一握りです。

また逆にプロジェクトオーナーの方からは、日本全国、どこにどのようなIT技術者がいるのかがわかりません。従って、自身が知っているIT技術者や人材エージェントが紹介するIT技術者しか出会う機会がありません。

「機会の公平性」とは、プロフェッショナルが、登録されている国内のITプロジェクトにどこにでも応募できる機会あることです。またプロジェクトオーナーが、全国のプロフェッショナルに依頼ができる機会があることです。

例えば地域、という要素でみてみましょう。今までの社会では、ある地域の仕事に就くためには、その地域に実際に行かなければいけませんでした。ところがITプロマッチというプラットフォームネッワークを使えば、九州にいながら、東京の仕事に応募することができます。またもしプロジェクト側がよければ、与えられた仕事を九州にいるまま実施する事もできます。

また今までは、なかなか難しかったユーザー企業から直接発注されるプロジェクトにフリーランスのIT技術者が応募して成約することも可能となります。

プロフェッショナルであればその人のレベルにあったプロジェクトを見つけて公平に応募、参加する機会が与えられています。

プロジェクト側から気に入ったプロフェッショナルがいれば、依頼して、マッチングを開始する権利が与えられています。

ITプロマッチでは、ネットという特性を活かして、24時間いつでも、全国(海外からでも)どこでも必要な「人材探し」、「プロジェクト探し」ができます。エントリーした参加者は利用料フリーで自由にこのプラットフォームを使ってもらえるよう運用されています。

特に重要なのは閲覧機能です。プロフェッショナルは登録してある全てのプロジェクトが閲覧できます。

プロジェクトも、登録してある全てのプロフェッショナルが閲覧できます。

ITプロマッチでは「プロフェッショナルを探す」のタグを開くと、登録してある全てのプロフェッショナルがニックネームで一覧化されて閲覧できます。

また「プロジェクトを探す」のタグを開くと登録してある全てのプロジェクトが、こちらも匿名で閲覧できます。

さらに、今後追加する情報閲覧の仕組みは、「プロフェッショナル企業を探す」という機能です。

こちらはプロフェッショナルと同じく、現状の下請け多重構造の中で埋もれている「中小のIT企業」の名前(こちらは実名)と特徴が一覧化され、それが閲覧できます。

プロジェクトオーナーからは、今までピラミッド構造の中で見えなかった一つ一つの中小IT企業がその特徴と合わせて全てオープンに見る事ができるのです。

また逆にプロフェッショナルの人にとっては、自社のPRを登録して、それをプロジェクト(企業等)側に閲覧することもできます。

この「プロフェッショナル企業を探す」の機能を使えば、今までの下請多重構造の中の企業群とユーザー企業をマッチングさせることができるのです!

(次回に続きます)

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ITプロマッチサイトのURLアドレスはこちら
https://it.pro-match.jp

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