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Apple のVision ProでSAOのような未来世界が本当にやってくる?!! 何がすごいのかを考察してみる!!

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こんにちは。

皆さんは「SAO」をご存知でしょうか?
「SAO」は「ソードアート・オンライン」の略称で、2009年に刊行された川原礫さんによる近未来のSF小説(ライトノベル)です。現在では、全世界2000万部発行されているベストセラー作品で、小説だけでなくコミック、アニメ化での映画化、ゲーム化などでご存知の方も多いと思います。

この物語の中心にあるのが、次世代コンピューターのフルダイブ型「ナーヴギア」や「アミュスフィア」、そしてAR(拡張現実)型の「オーグマー」です。

さて、さる6月5日に開かれたアップルの年次開発者会議「WWDC」にて、ティム・クックCEOはAppleの次世代製品として、このSOAの世界が実現するような驚きの製品を発表しました。
「AR(拡張現実)対応のゴーグル型ヘッドマウントディスプレー『Apple Vision Pro』」

ティム・クックCEOは「かつてMacがPCを切り開き、iPhoneがモバイルコンピューティングを切り開いてきたように、Vision Proは空間コンピューティングを切り開きます。」とコメントしました。

そうなんです。SAOの物語の中で描かれていた「VR」「AR」の情報端末、ティム・クックの言葉では「空間コンピューティング」の製品を身につける時代がいよいよ到来する予感がしますよね。

このVision Proでは、未来を体感する次のような機能が搭載されことがアナウンスされています。
1. ゴーグルによる視覚、音声によるVR,AR,MR
2. 指のちょっとした動作、目の動き、声で操作
3. ゴーグル上に目を表示
4. Mac,iPhone,iPadなどの画面を表示して操作
5. ゴーグルでの映画、写真の鑑賞
6. 3D的写真、動画の撮影と鑑賞
7. 自分の顔をスキャンしてVR上のアバターを生成
8. 目の虹彩でのロック解除

1. ゴーグルによる視覚、音声によるVR,AR,MR
Vision Proのゴーグルを装着すれば、VR空間やゲームなどへの、所謂フルダイブもできるし、側面のダイヤルを回すことによって、ゴーグルの外の現実世界も同時に表示するMR,ARも可能。画像は片目4Kレンズ、外と中の音声が聞こえるオーディオマイクも内臓されているとのことです。ダイヤルでVRとMRを徐々に切り替えられるところがすごいですね。
ちなみに、このゴーグル内に表示されている現実世界はVision Proのカメラで撮った映像を再生して見せているもので、所謂パススルー機能ということになります。

2. 指のちょっとした動作、目の動き、声で操作
基本的にコントローラーはなく、指の動きや目の動き、そして声で操作するようです。プロモ映像では女の人が指をちょんと動かすだけで操作できており、これはコンピューターにとって、ものすごい革命かもしれませんね。
やり方は、まず目でアプリを見るとカーソル的なものがそこに行き、その後に指をちょっと動かせばクリック、ドラッグ、スワイプなどの機能が動くそうです。
また、アプリによっては、ゴーグル内にキーボードが表示され、それを普通に自分の手でタイプすることもできるとのことです。

3. ゴーグル上に目を表示
Vision Proのゴーグルを装着しながら、会話もできるように、MR,ARのモードの場合は、装着者の目が表示されるそうです。これは本物ではなくVision Proが合成したものだそうです。また逆にフルダイブ中は目は表示されなくなるよう。

4. Mac,iPhone,iPadなどの画面を表示して操作
Appleの製品ということもあり、他のMac,iPhone,iPadが近くにあれば、その画面をゴーグル内に表示できて操作することもできるようです。これに、先程の目と指の動き、そしてゴーグル内仮想キーボードを使って、まさに仮想の世界で普通に仕事ができてしまうイメージです。凄すぎる。
極論すると、例えば、Mac miniのような本体さえあれば、外部ディスプレイが無くても、Vision Proをつけることで、ゴーグル内にディスプレイが表示され、ゴーグル内キーボードと視線マウスで操作が行えるとのことです。
例えば、野外でのリモートワークに最適ですね。プロモ映像の中にこのVision Proを使って仕事をしているシーンがありますが、本当にSF映画のようです。

5. ゴーグルでの映画、写真の鑑賞
まず写真も大画面で見れるようですし、パノラマ写真などはゴーグル一面に表示され、その場にいるように見えるそうです。映画ももちろん4K大画面で、映画鑑賞時はゴーグル内の周りの風景も暗くなるようです。究極のプロジェクターですよね。
Vision Proのプロモ映像では、今回提携しているディズニーの様々なコンテンツがVision Proで見れたり、ARとして現実の風景に現れたりするところがありました。こうした映画のキャラクターのAR化も現実的に可能ですね。

6. 3D的写真、動画の撮影と鑑賞
実際にVision Proを先行体験した方のYouTubeを拝見したのですが、一番感動した機能がこの3Dカメラによる限りなくリアルな写真や動画の撮影と言っていました。Vision Proの3Dカメラで写真、動画が撮れるのですが、その写真をVision Proで見ると、写真なのですが、本当にそこにあるものの瞬間をリアルに切り取った質感があり、ものすごく感動したそうです。
特に子供の写真とかだと、Vision Proで撮った3D写真は、その瞬間がそのまま感じられるため、例えば何年後かに見返した場合、本当にやばい(良い意味で)ですよね。
この機能だけでもVision Proを買う価値があるということでした。試してみたいですね。

7. 自分の顔をスキャンしてVR上のアバターを生成
SAOの物語の中でも、ゲーム内で自分をスキャンしたアバターが使われていました。自分そっくりのアバターが自分の顔の表情をリアルタイムに読み込み、まるで他の人からはリアルな自分と話しているように見えるそうです。この技術も驚きですね。バーチャル会議などで使う人も出てくるでしょうね。

8. 目の虹彩でのロック解除
ゴーグルということもあり、虹彩セキュリティーがついに実用化されるようです。セキュリティ上は万全と思います。
ちなみにSAOのフルダイブ型コンピューター「ナーヴギア」「アミュスフィア」では五感が全て没入できますが、現在フルダイブできるのは視覚、聴覚、一部の触覚くらいですね。これを実現するにはイーロン・マスクのニューラリンク社が研究しているような、脳と直接つなげる技術が必要になります。それでもSAOで描写されている「オーグマー」のようなAR,MR技術はこのVision Pro、そしてVision Proの廉価版の製品によって割と早く実現できるのかもしれません。

Vision Proは来年2024年前半に米国で販売開始、そして2024年後半に日本を含む他の国で販売開始の予定です。価格は3499ドル、日本円で50万円くらいです。ちょっと高いけど、結構欲しくなりますよね。楽しみです。

このAppleのVision Pro発表のニュース、見た目が既存のVRヘッドセット(代表的なものだとメタの「Meta Quest」が売れていますが)と同じようなものなので、世間では思ったほど注目していない気がします。コンサルタントTもAppleのニュースを最初に聞いた時には、さほど注目していませんでした。ところが、今回このVision Proの機能や先行試用した方の評判を調べてみると、この製品は単なるVRセットではなくて、もしかしたら世界を変えてしまうかもしれない革命的な製品ではないかと今は思っています。

それはなぜか。

私はプロモ映像の中で、特にMac,iPhone,iPadなどの画面を表示して操作という部分に「未来」を感じました。SF映画によく出てくる未来のコンピューターの操作は、空間ディスプレイを自分の周りに何枚か出現させて、声または手をスワイプして操作するシーンが出てきますよね。確か、アベンジャーズでもそんなシーンが出てきたと思います。それがVision Proを装着すると実際にできるのです!

これからのコンピューターはVision Proがあればディスプレイもキーボードもマウスもいらないようです。

個人的にはVision Proに特化した高性能のMacをセットにしたら、そのまま未来のコンピューターとして全く新しい製品ができるのではないかと思います。そうすると、どんなことが起きるかと言うと、マイクロソフトもWindowsに特化したVision Pro的な製品を出すことになると思います。

そして、近未来のPCはこうしたVision Proのような空間デバイスで操作するものになるということです。

さらにはVision ProはiPhoneの代わりになる可能性もあるということです。iPhoneの中身をそのままVision Proに内臓したらどうでしょうか。Vision ProにはVision OSという次世代のOSが入っています。もしかしたら、Vision Pro初号機にもiPhone的なアプリがいくつかすでにインストールされている可能性もあります。そうであれば最初からiPhoneの代用になるでしょう。

また、もっと簡単にiPhoneをポケットにいれてVision Proをつければ、どこにいてもiPhoneが空間ディスプレイとして操作できることになります。Vision Pro自体は価格も高いし、まだ普通に街中を装着するには難しいと思いますが、AppleがiPhoneのように毎年改良を重ねていった時、本当にいつのまにか次世代型iPhoneになるのかもしれません。

5年後、10年後には眼鏡型の軽い「Vision iPhone」を誰もが装着して歩いている時代が来るかもしれませんね。未来はすぐそこにあります。

さあ、皆さん、Vision Proの紹介プロモ映像をつけておきます。こんな未来が来年にもう実現されるとしたら本当に驚きです。ぜひご覧下さい。そしてApple株は確実に買いですw
https://www.youtube.com/watch?v=TX9qSaGXFyg

それでは。

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