行き過ぎたポジティブ志向の「地雷」を踏む前に
「ポジティブなのはすばらしいことだ」
ボクもこのことには大賛成です。
けれども、行き過ぎたポジティブ志向はちょっと心配になることがあって
「ポジティブもすごく大事だけど、ポジティブになりすぎて怪我をしないようにね」
と、祈る気持ちを抑えきれなくなるときがあります。
ポジティブは大事なのに、なぜ祈る気持ちを抱くのか。
それは、私たちの周りにあるものはすべて、陰と陽で出来ているからです。
陰と陽とは、たとえば……
昼と夜
男と女
表と裏
明るいと暗い
暑いと寒い
外と内
動と静
晴と雨
高いと低い
などなど。
これらにはすべて、あるバランスや周期で保たれていると考えています。
ポジティブ志向が強いと、
その分、ネガティブな出来事にも引っ張られやすくなるんじゃないか……
(よく、「光が強くなれば、影も濃くなる」って言うじゃないですか?)
だから、怪我をしないように、祈らずにはいられなくなってしまうのです。
アメリカはポジティブ志向が強い国だと聞きます。
ボクもこれまで、アメリカ発のポジティブシンキングや自己啓発の本をたくさん読みました。
その反面、アメリカではうつの薬を飲んでいる人もたくさんいると聞きます。
ボクたちの毎日は、ポジティブなことばかりではありません。
ネガティブなことも、たくさんあります。
ネガティブな出来事に、ポジティブな価値を見いだすのはとても大切なことです。
これはOK。
でも、無理にポジティブに追い込んだり、ネガティブなことを見ようとしなかったりすると
思わぬ怪我をすることがあります。
毎日がポジティブなように見える人でも
実は、ネガティブなことがたくさん起こっています。
あなただけじゃないよ。だから、大丈夫。
ポジティブ志向も大事だけど
行き過ぎたポジティブ志向にならないように、気を付けてね。
このことの大切さは、この本で知りました。ボクのバイブルです。
もしあなたが、ポジティブに行き過ぎて、時々疲れてしまうようなことがあったら
この本を読んでみてください。
成功は誰にでもできる。しかし、その道のりにはいくつもの地雷が埋まっていた!
経営者、起業を目指す方、リーダー層には一度目を通してほしい1冊です。