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社員研修にみる、お金の価値と社員の価値

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こんにちは、竹内義晴です。

しごとのみらいでは、
メンタルケアやチーム力アップの社員研修を行っています。

少し前に、ある企業さまから
社員研修の問い合わせをいただいたのですが
結果的に、お断りする形となりました。

その理由は、「予算と合わないこと」でした。

今、さまざまな不安要素がある中で
売り上げが厳しい会社さまもあると思います。
私たちも、できるだけ対応しようと努力はします。
けれども、あまりにも安すぎると(たとえば、1講演1万円とか)
なかなか努力もできないのが現実です。

ちなみに、私たちは、NPO法人や社会福祉法人など
社会的に意義がある活動をしている一方で、
なかなか利益を確保できずに困っている団体などには
できるだけ協力するようにしています。

けれども、営利企業なら、
一人当たり最低どのぐらいのコストがかかるのか
自社の給与テーブルで考えたら分かると思います。
せめて、そのぐらいは考えて欲しいと思うのです。

ボクの意見では、社員研修にかける予算は
「社員への愛情代」だと思っています。

社員研修は、パソコンのような、モノを買うのとは違い、
形に残らないものです。
お金をかける価値がどれだけあるのか、
迷われるのも不思議なことではありません。

けれども、あまりに低い予算を提示されると
「社員のために、お金を掛けられない会社なのかな」
「自分の会社の利益だけが優先なのかな」
「社員を愛していないのかな」
という思いが頭をよぎります。

ひょっとしたら、このような会社のスタンスが
売り上げを落としている要因につながっているのかもしれません。

今日は、少し辛口のことを書きました。

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