オルタナティブ・ブログ > トツカワ警部が行く! >

経営コンサルタント 中津山 恒の日常ーいつの間にやらガジェットがいっぱい

地下鉄は今日も大渋滞〜乗降で考えるスループット

»

 毎度のことながら、地下鉄の駅は今日も大渋滞でした。ダイヤが過密化し、相互乗り入れとも相まって、ちょっとした混乱で地下鉄の列車も渋滞しますが、それについてはまたの機会に。

 まずは、東京メトロ半蔵門線永田町駅ホームでの渋滞です。階段がずっと工事中なのが結構痛くて、ホームが渋滞します。エスカレーターは3本あり、朝のラッシュアワーでは上りが2本、夕方のラッシュアワーは下りが2本になります。しかし、それでもホームからエスカレーターまでかなりの列になります。運行本数が増えるなどして輸送能力が上がれば、ラッシュアワーではホームが乗降客でパンクしそうです。

 階段の工事が始まる前、筆者は96段あるこの階段を結構上っていました。エスカレーターの列に並ぶのが嫌なのと、健康のためです。運動嫌いですが歩くのは苦にならないので、肥満防止策としても歩いていました。工事後に何になるのかわかりませんが、早く工事が終わって欲しいものです。

 次の渋滞は、出口の階段です。古い地下鉄では、駅の地表近くの階段は上り下りですれちがうのがやっとという広さなので、ここでも渋滞します。永田町駅の場合、改札を出たところからいつも利用する出口まで列がつながります。

 夕方のラッシュアワーは、この逆方向で渋滞になります。歩道に、地下鉄の階段に入るための列ができることがあります。

 今月は3回、みなとみらいで朝活の講師をさせていただき、その足で渋谷まで来ていたのですが、東急東横線から東京メトロ半蔵門線に乗り換えるところで渋滞にはまります。階段と通路を一方通行にして、警備員が張り付いて案内していますが、それでもスムーズとは言い難い状態です。

 列車だけなら輸送能力はまだ上げられそうな気がしますが、システム全体のスループットとしては、そろそろ限界なのかもしれません。事故が発生したときにはシステム全体のスループットが不足し、駅で入場制限することがありますが、もし日常的に入場制限が必要なら、公共交通機関としては破綻状態ということになってしまいます。

 先日、電車の吊り広告で「人口減少は悪いことではない」という雑誌の特集を見ました。その中に、電車の混雑が緩和されるという記事があるようでしたが、人口が減少したとしても都市部への一極集中が緩和されるとは限らないので、論理に飛躍があるように思いました。記事を読んでいないので、きちんと論証されているのかもしれませんが。

 

Comment(0)