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モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

SMAP+SMOスコアを発表

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今週火曜に、ポイント発行サービスのネットマイルとともに、ソーシャルメディア最適化(SMO:Social Media Optimization)用のツール「Social Media Administered Portal(以下SMAP)」のサービス開始を発表した。併せて、SMAPとも連動しネットマイルのメンバー(加盟店など)と一般ユーザーが交流できるサービス「つぃーとコミュ」の開設も発表した。

SMAPはモディファイが開発したSMOプラットフォームであるSM3、つぃーとコミュは同じくモディファイが開発している、複数のTwitterアカウントをリッチなインターフェイスでアグリゲートするサービスであるRTポータルをベースにしている。

また水曜には、ネット広告代理店のオプト(モディファイはオプトのグループ企業だ。念のため)とともに、ソーシャルメディアからのトラフィックを自社事業に効率的に生かしていくための対策としてのSMOの、効果や目標、ひいてはROIを明確にしていくための指標として、SMOスコアというコンセプトを発表した。

SMOスコアは、いってみれば、検索におけるページランクと同じだ。
Googleという検索エンジンからのトラフィックをうまく誘導することができるサイトのランクを、創業者のラリー・ページの名を取って名付けられたこのページランクは、Googleの検索アルゴリズムの代名詞となり、ページランクを向上させることが、まずはSEOの第一目標になった。同じように僕たちは、このSMOスコアという、ソーシャルメディアからのトラフィックを最大化するためのさまざまなアルゴリズムをなるべく数値化していくことで、企業がSMOもしくはソーシャルメディアマーケティングそのものにも取り組みやすいような環境を作りたいと考えている。

ただし、SMOとは、ソーシャルメディアマーケティングよりも上位概念であると僕は思う。
4マスによる広告・PRや、SEO/SEMを含むネットマーケティングが作り出すインパクトは、ソーシャルメディアを介して増幅されることがあるとともに、反対にあえなく消滅したりしている。つまりSMOを考えるということは、ありとあらゆるプロモーションやマーケティング活動の成果を最大化するために、ソーシャルメディアを味方にできるかどうかを考えるということなのだ。

SMOスコアは、そのための、シンプルでわかりやすいソリューションの入り口になっていくと思っている。

(hiro ogawa :  @ogawakazuhiro  )

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