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モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

スタートアップの社名とサービス名について

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最近のスタートアップの起業家とは、もしかしたら意見が合わないかもしれないが、僕は会社名とメインの事業のサービス名は一致している方がいいと考えている。そもそも、プロダクト志向のテックベンチャーとしては、まずサービスを考えてから起業するわけで、するとサービス名と会社名を一致させることになるのが自然の流れのように思う。というか、IPOにしてもバイアウトにしても、イグジットを最短で狙うためにも、その方がシンプルだ。サービス名と会社名が違えば、その分投資家にもユーザーにも余分にブランド名を覚えさせることになるしね。ゲームメーカーならしょうがないけど、スタートアップはたいてい起業当初はワンプロダクトに賭けているはずだ、ならば社名とサービス名が一致している方が、わかりやすいし、一所懸命な気分にもなるだろう。


例えばGoogleの検索エンジンはGoogleだ。それ以外のサービスや商品は後からつけたしたものだね。FacebookのサービスもFacebookだ。Twitterもそう、InstagramもSnapchatもYammerもそう。その方が絶対にわかりやすい。

それと、これは日本のスタートアップに言いたいことなんだけど、会社名には造語をつくるにしても日本語由来のものはやめた方がいい。特に駄洒落っぽいのはダサいと僕は思う。
これには二つ理由があって、一つは最近の投資環境からも、だいたいのスタートアップはアジアを始めとする海外市場を狙うというんだけど、ならばなおさら社名もサービス名も英語にするべき。
スモウとか、スキヤキとかオリガミ、ゲイシャなど、世界的にも意味が通じる日本語からの世界語もあるから、それらを選ぶのも問題はないけれど、一般的には世界展開を急いで考えるなら英語から選ぶ方が妥当と思う。
日本語由来の駄洒落をカタカナにしても通じないし、下手すりゃ外国でタブーとされている語感になっているかもしれない。カルピスが英語では牛のオシッコ、に聞こえるのは有名だし、KinKi Kidsは変人なガキ、という意味に聞こえる。原則、誰もが知っている英語を使うほうが絶対に安全だ。
二つ目の理由は、自分たちの会社名やサービス名はカッコいいと方がいい、というシンプルなものだ。カッコいいだけでなく、言いやすい方がいい。スタートアップの仕事内容を友達や恋人に説明するにも、まず会社名の意味を説明しなければならないようだと、実に面倒だ。

あとはドメインを取れる名前にすることと、十代や二十代にとって、刺激的な名前がいい。ちょっぴり背徳だったりするほうほうが、若者にとってはスリリングだし、背徳なこともしてみたくなるのは若気の至りじゃないけど、当たり前のことだからね。
最近トレインサーファーといって、走っている電車の屋根に乗ったり、ぶら下がったりする極めて危ない遊びが世界的に流行っているらしいけど、もちろん許されるべきでないし、やってはならないことだけど、そういう遊びを考えてしまうような危険やスリルを若者が好んでしまうのは十分に理解できる。そういう危なかっしい行為に憧れるのは、誰しも少年時代に味わったはずだ。だから、敢えて少し危険な香りやストーリーを湛えたネーミングを選ぶのは、オトナからはあれこれ言われるかもしれないけど、アリ、だと僕は思うな。

僕が自分の会社とサービスをRevolverと名付けたのも、基本は以上の理由からだ。カッコいいし誰もが知っている言葉だ、そしてオトナからはなんか言われそうな名前w いつか次元大介をイメージキャラに広告打ちたいね、声優さんが変わってしまう前に。
あ、そうそう。韻を踏んでいるか音節が少なくて、一言で口にできる短い名前であることも重要。その意味ではSnapChatとかWhatsAppなんてのは若者向けのいい名前。

とにかく、結論として、スタートアップは社名とサービス名は一致させた方がいい。そして、誰に言ってもカッコいいと自分で思える名前にしたほうがいい。前向きでね。そのほうが絶対に愛着もできるし、サービスを続けていく気になると思うな。

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