アゴラ・シンポジウムでパネラーをしてみて思ったこと
2009年05月30日、小雨降る中、神田の会場でアゴラ・シンポジウムというイベントに参加した。
僕は第二セッションのパネリストの一人として参加。Googleの村上名誉会長のキーノートの後で始まったパネルディスカッションでは、いつものごとくちょっと舌が滑らかになりすぎて反省。ここでは何を話したかなんてとても言えない。
僕は絶対に政治家にはなれない、必ず舌禍事件で引き際を汚すだろう・・・(苦笑)
ところで、僕もずいぶんとこうしたセミナーなどで講演やプレゼンテーションをやらせていただいているが、Webのテクノロジーやトレンドについてではなく、起業するかしないかであるとか、リスクテイキングをどう考えるか、といった内容だけの話をしたのは、考えてみれば初めてだ。
何事にも初めて、ということは良いことなので、今回は良い機会だったと思う。
思うのだが、僕自身はやはりテクノロジーの話が好きだ。Googleの村上さんのお話は、全体のトーンとしては今日の趣旨には必ずしも合ってない気がしたが、Smart Gridの実現=eco電力の確保がクラウドを実現するための必須条件 という技術とトレンドの話で、僕的にはものすごく愉しかった)
GoogleもYahoo!も、セマンティックなWebへの取り組みに真剣になりつつある。日本ではそうした話があまりでない。
着メロもアバターも、お金にはなるかもしれないが、Web自体を進化させることはない。
僕はネットベンチャーとして、お金を生むだけでなく、Web全体を進化させることも自らのミッションとしたい。だからこそモディファイ(改良する)という社名にしている。
そういう思いを新たにしたことが、今日の一番の収穫だったのかもしれない。